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こんな表情、テレビでもスマホでもライブでも見たことがなくて、 私を見るテヒョンの瞳から逸らすことができない。
隣にはジョングクがいるし、変な気まずさでどうしたらいいか分からないでいると
JK「…형、말 했군요」
(…ヒョン、言いましたよね)
TH「……」
ジョングクが何か言い出して、テヒョンの視線が私からゆっくり隣にいるジョングクへと移る。
2人とも黙っちゃって、韓国語だったから何を言ったか分からないけど とりあえず気まずさに変わりはない。それに、なんか睨み合ってる気もする。
もしかして私のせいなのかな…と、徐々に不安が押し寄せてきた途端 はぁ、とため息をついたジョングク。恐る恐る目線を上げると目が合った。
JK「…かみ 」
「………え?」
JK「み た?…わた、した か み」
一瞬、かみ というワードがよく分からなかったけど すぐにあの紙切れのことだと理解する。
目の前にテヒョンがいるのに、話を振りだしてきたジョングクについ目を見開くと ごめんね。と、ぎこちなく笑った。
JK「…こ まら せた かも、しれ な いけど………して、ね。」
「……え、」
そう言うと、テヒョンの腕を引っ張って向こう側へ歩き出したジョングク。
呆然と 2人の背中を見つめていると、ふいにテヒョンが振り返った。
「…っ、」
最後までなにか悲しそうな表情のテヒョンを見るに耐えず、絡み合っていた視線を私から外してしまった。
どんどん遠ざかっていく二つの足音。
もう、会うことなんてない。いや もう会えない。
さっきジョングクが "してね" って言った言葉だって 連絡してって意味だと思うけど、私はする勇気なんてないし ミヨンのことを考えるとできない。
このまま、夢で終わらないかな。と 目をつむった時だった。
MY「……A、」
突然、聞こえた声にすぐ目が開いて その途端心臓が どくん、と跳ねる。
MY「………どういう、こと ?」
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マユミン(プロフ) - お待ちしておりました!とても好きなお話なので更新嬉しいです^_^ (2021年3月29日 15時) (レス) id: 93502ec7e6 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 待ってました!受験お疲れ様です!続き楽しみにしています!! (2021年3月23日 23時) (レス) id: 12709d1543 (このIDを非表示/違反報告)
ちょん - とても素敵なお話ですね。続きが気になります。更新頑張ってください。 (2020年6月6日 10時) (レス) id: 7ec8d40e9d (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - はやく続きが気になって仕方がないです!!更新楽しみにしています! (2020年5月1日 15時) (レス) id: 19d60ed3d4 (このIDを非表示/違反報告)
テミン(プロフ) - jkさん» ですね笑 その人は前世で何をしたんでしょう... (2020年4月30日 18時) (レス) id: 35b62889c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:テミン | 作成日時:2020年4月11日 11時