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TH「…ぼ く、の ぺん ?」
「………えっと、…」
黙っていてもテヒョンからの質問は止まらない。
言っちゃだめ 言っちゃだめ 、と自分に言い聞かせてるのに、私の顔を覗き込んでくるテヒョンを見ると胸がとくんっと鳴って 気持ちが溢れ出てきそうになる。
言ったって、怖がられるだけだ。
もうバレてるのかもしれないけど っていうかこんなばれ方嫌だったけど
それでも 私なんかがテヒョンのペンって言える立場じゃないし、それに…アーミー 、やめるって 決めたから…そうだ 決めたじゃん私、
TH「…そう だ よ ね ?」
夢の中では、本人にテヒョンペンですって言って そしたら笑かけてくれて ありがとう なんて言ってもらうこと想像してたっけ。
そんなの ただの妄想にすぎなかったけど、
現実では、こうやって怖がられちゃうのかな。
大好きだったけど、今もずっと 推しに変わりはないけど
でも言えない。
「……ちが います」
推しに嘘つくなんて…これこそやばいことをしてしまってるのかもしれないけど
ごめんなさい。テヒョン、それにテヒョンペンのアーミーさん、ミヨン、
この罪悪感は、たぶん一生消えないと思う。それに 謝っても一生許されはしない。
TH「……え っ、_」
『ヒョンっ!』
テヒョンが何かを言いかけたところで、遠くから叫び声が聞こえた。
見なくても、聞き慣れたこの声で誰かは分かって 私でも意味がわかる、テヒョンに"ヒョン"なんて呼ぶ人は一人しかいない
JK「…………ヒョン」
いつのまにかすぐ隣にいて 私を一瞬見たあと、すぐにテヒョンに視線を移した。
もう会わないと思っていたのに 再び現れたジョングクに、紙切れのこともあって 顔を見ることができない。
そのとき、ふと視線に入ったテヒョンが なんだかすごい苦しそうな顔をしていた。
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マユミン(プロフ) - お待ちしておりました!とても好きなお話なので更新嬉しいです^_^ (2021年3月29日 15時) (レス) id: 93502ec7e6 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 待ってました!受験お疲れ様です!続き楽しみにしています!! (2021年3月23日 23時) (レス) id: 12709d1543 (このIDを非表示/違反報告)
ちょん - とても素敵なお話ですね。続きが気になります。更新頑張ってください。 (2020年6月6日 10時) (レス) id: 7ec8d40e9d (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - はやく続きが気になって仕方がないです!!更新楽しみにしています! (2020年5月1日 15時) (レス) id: 19d60ed3d4 (このIDを非表示/違反報告)
テミン(プロフ) - jkさん» ですね笑 その人は前世で何をしたんでしょう... (2020年4月30日 18時) (レス) id: 35b62889c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:テミン | 作成日時:2020年4月11日 11時