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ふと時計を見ると、もう9時半を過ぎていて
そろそろ出なきゃほんとにまずい と若干焦り始めた。
最初は帽子返すだけのために来たつもりだったのに、あのジョングクの部屋に今いるなんて最低だ私。
ミヨンもたぶん起きてると思うし、と また不安が襲いかかってきて落ち着かない。
JK「…これ」
「………え?」
と、いきなり紙切れを差し出してきた。
なにか書いてあるけど なにかはよく分からない。
すると紙切れをまた 優しく握らせてきて、また 帽子をかぶせてきた。
JK「これ きみの も の だから ね? ぼく も う、も らわ ないから」
と、また 頭をぽんぽんとして
JK「じゃあ ね、A。」
「…っ」
顔を覗き込んで、そう言ってきて
顔に熱がどんどん上がってくるのが分かった。
そんなの…ずるい 、
一人呆然としてると、部屋の中に ピンポン とインターホンの音が鳴り響いた。
JK「…あ、 ちょとま ってて」
と立ち上がり、玄関のほうへ歩いて行ったジョングク。
その瞬間、力が一気に抜け落ちた。
顔、熱いし 心臓うるさいし …ほんとに 夢じゃないのがおかしいレベル
これから、普通にアーミーとしてやってけるのかな私…
と、ため息をついていると、いきなり玄関のほうから ドドドっ と何かが迫ってくる音がした。
びっくりして振り向くと、ジョングクが焦ったように走ってきた。
「…あの どうし_」
JK「か くれて」
「……………え?」
JK「はや くっ」
「ちょっ、」
腕を引っ張っられて、ベッドの後ろに連れて来られる。
突然のことすぎて頭が追いつかないんだけど…
JK「ここ に かくれて、 すわ ってて」
「えっ、え」
と ジョングガー と遠くで声がして、びっくりして恐る恐る隠れた。
するとこっちに向かってくるような足音がして、そのあとジョングクよりも低い声が聞こえた。
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マユミン(プロフ) - お待ちしておりました!とても好きなお話なので更新嬉しいです^_^ (2021年3月29日 15時) (レス) id: 93502ec7e6 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 待ってました!受験お疲れ様です!続き楽しみにしています!! (2021年3月23日 23時) (レス) id: 12709d1543 (このIDを非表示/違反報告)
ちょん - とても素敵なお話ですね。続きが気になります。更新頑張ってください。 (2020年6月6日 10時) (レス) id: 7ec8d40e9d (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - はやく続きが気になって仕方がないです!!更新楽しみにしています! (2020年5月1日 15時) (レス) id: 19d60ed3d4 (このIDを非表示/違反報告)
テミン(プロフ) - jkさん» ですね笑 その人は前世で何をしたんでしょう... (2020年4月30日 18時) (レス) id: 35b62889c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:テミン | 作成日時:2020年4月11日 11時