【文スト】転生しても貴方は助けに来てくれる。【ヒロアカ】 (ページ3)

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にわー【中原喰】ページ3

『……』

？「………」

なにか喋らなきゃ、そう思った時に一番に思い浮かんだのが、

『僕、貴方の一生の駒になります。』

僕は結構真剣に言ったのに、

？「はァ？駒なんていらねェよ。」

貴方はそう言い放つ。僕はドン底に落とされた気分だった。

？「駒になんかなんねェくても一緒にいれんだろォ？」

『っ…、ありがとうございますっ…！』

貴方がなんとなく言い放った言葉は僕の心に染み込んでいく。

『…えっと、名前聞いてもいいですか…？』

？「中原中也だ。お前は？」

『僕は、Aです！……霊守 Aです。』

中原「！A、家族となんかあったろォ？」

『…家族なんて居ないですよ、この世に。
居なくていいんですよ…！』

中原「そうかァ…。」

『ぁ、はい…』

嫌われたかと思った僕が馬鹿だった。

「…、これからは中原 Aな。」

『！！っ…、ありがと、うございます！！』

あの時は涙が止まらなかった。
ずっと泣いてて“中原さん”に抱き締めてもらってたな。

これが僕の昔。

それからは、ポートマフィアに入り、沢山人をコロした。

これも“中原さん”の為だと思うと苦じゃなかった。

いつしか、中原さんと同じ位置に立てた。

嬉しくて嬉しくて、分かった時は中原さんに跳び跳ねながら報告したっけ。

そしたら中原さんは

中原「それじゃあ、中原さんなんて呼ぶな。」

『え、？どういうことですか？』

中原「中也、でいいだろ。」

『！だ、駄目です！駄目に決まってます。』

中原「あァ？なんでだァ」

『だ、だって僕の命の恩人は中原さんなんですよ！そんな人に名前呼び+さん付け無しなんて！恐れ多いです。』

中原「じゃあ、名前呼び+さん付けな。」

『まぁ、それならいいですけど。』

中原「ﾊﾊｯ、そうか。改めてよろしくな。」

『はいっ！！』

それからは僕は中原さんから中也さん呼びに。

長い月日が経ち、僕の異能の弱点がわかった。

それは命を削ること。そんなの知らないで使いまくってたから、寿命はもう半分もないだろうな。

中原「死ぬな、ぜってェ。」

最後に僕は中也さんに想いを告げた。

ずっと、心の中に秘めていた、僕の本心。

『好きでした、中也さん！』ﾆｺｯ

中原「はァ？！A、お前ッ！！！オレだって、________」

中也さんの言葉を聞く前に僕は息を引き取った。

そんなこんなで僕は息を引き取り、今に至る。