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辰哉side
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もぞもぞとラウールが動き出す。
トロンとした目に、真っ赤なほっぺ。
向きを変えると、俺と目が合う、
ラウ「たつにぃ・・・。」
辰哉「う〜ん?なぁに〜どした?」
ラウ「ぎゅってしてほしい。」
ラウールの甘えたさん発言に、俺の顔にも満笑みがこぼれる。
腰に手を回し、いつもよりぎゅっと力強く抱きしめた。
ラウ「たつにいのことすき。」
辰哉「俺もだよ。ラウのこと大好き。」
ラウ「ほんとぉ・・・?良かったぁ。」
そう言うと、安心したのか、すうすうと寝息を立てていた。
かわいい寝顔。
こんな細い体で、
まだまだ不安がいっぱいなのかな。
しばらくラウールのぬくもりの余韻に浸ろうと抱きしめていた。
ガチャ
蓮「ただいま〜。」
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作者名:ゆり | 作成日時:2022年4月12日 0時