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辰哉side











玄関を進んでいくと・・・




遠くから、はぁはぁと聞こえるかすかな声。








持っていたものすべて投げ捨てて、





急いでリビングに駆け込む。








 










辰哉「ラウっ!?」





ラウ「はぁっ・・はぁっ・・」







 




目を瞑ってソファーに横たわるラウール。




今日は起き上がる元気もないみたい。




あまりにも酷い場合は、また入院しましょうと言われてしまった。









最近多くなった過呼吸。



咄嗟に背中をさする。





 





ラウ「はぁっはぁ・・・たっにぃ・・」




辰哉「ラウ〜大丈夫、大丈夫。」














 





何だか、ぐったり。




おでこに手をやると、じんわり温かい。




こりゃ熱あるな。





ソファからそっと起こして、




落ち着くようにそっと、抱きしめた。



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作者名:ゆり | 作成日時:2022年4月12日 0時

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