歪んだ十字架４ (ページ6)

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辰哉side

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店員「ありがとうございました～。」

ビニール袋を片手に再び足を進める。

今度こそ早く帰ろう(笑)
　

　

　

ありがたいことに。

俺の職場から蓮の家は電車で３駅ほど。

意外と近くて、助かった。

ってことは涼太も近いから、ちょこちょこ俺ら２人は蓮の家に顔を出していた。

　

マンションのエントランスをくぐり、

蓮の部屋へ。

改めてみるとさ、

高校生にしては、ちょっと良すぎるマンションだよなぁ・・・。

　
　

ひんやり冷たいビニール袋。

中には、さっき買ったコンビニアイス。

クソ寒いのに、

アイスを買ってしまう俺は一体何なんでしょう(笑)

でも、ラウールならアイスが食べやすいかなって。

一緒に食べたいなってね。

　

　

　

エレベーターに乗り、部屋の前で立ち止まる。

インターホンを鳴らすが・・・

誰も出てこない。

あれ？

蓮は仕事だけど、ラウールはいるはず。

持っていた予備のカギを使って、中に入った。

　

辰哉「ラウ～？」

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