歪んだ十字架４ (ページ15)

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蓮side

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蓮「家の様子はどう？」

康二「う～ん微妙やな。照にいと翔にいはラウに関してのことは入ってこん感じ。ちょっと溝があるなぁ。」

辰にいや涼太にいが結構説得してくれてるみたい。

今までみたいに、ラウールに対して暴言吐いたりはおそらくもうしないと思うとのこと。

どっちかって言うと、関わってこない感じかなって。

　

　

蓮「そっか。」

康二「ちょっと思ったんやけどな。」

そう言うと、珍しくまじめな顔をしている康二くん。

　

康二「自分が今だとちょうど高校卒業の年やろ。」

　

　

確か、４年前だと翔にいや涼太にいの高校卒業の年と同じ。

辰にいと大にいは大学生活真っ盛り。。

照にいは高校１年生だったかな。

　
　

康二「今、自分が翔にいや涼にいと同じ年になって、こうして進学が決まっているけどな、やっぱりお金がめちゃめちゃかかるんよ。学校はいるって。」

蓮「うん。」

康二「もちろんラウを傷つけていい理由にはならんけど、決まっていたのに諦めなきゃいけなかったって相当悔しかったんやないかな？」

　
あの事件があって、

決まっていた、進学を諦めざるおえなかった２人。

必死に高卒でも働けるところを探していたのは何となく覚えている。

　

　

　

　

康二「それにな、父さん借金あったんやって。」

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