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蓮side
・
あんなことやこんなこと。
って言っても俺と康二くんの話がほとんどだけど。
3人でたこ焼きをくるくる回しながら、
ラウールとこうしておしゃべりできる環境が幸せ。
蓮「１日何してんの？」
ラウ「えっ、勉強してるよ。遅れちゃうもん。」
蓮「勉強の記憶は？覚えてんの？」
ラウ「う〜ん。教科書見ながら頑張って思い出してるところ。」
康二「蓮とは大違いやな(笑)。」
記憶が抜けているラウールだけど。
習ったところはぼんやり覚えているみたい。
復習したら何となくできたって言ってたから、
さすがだな〜と感心。
でもそう考えると、人間関係の記憶だけ抜けてるってことか。
なんか、ちょっと複雑だよね。
話ながら、たこ焼きを食べ進める。
にやにやとしてる康二くんとラウール。
なんだか嫌な予感。
なにも疑わず、ぱくっと一口。
蓮「からっ！！！！！なにこれ。」
ラウ「あはは、蓮くん引っかかった。」
康二「当たりやな(笑)唐辛子入りたこ焼き！」
見ると、唐辛子が丸々２本も入っている。
わちゃわちゃとはしゃいでいる2人。
めっちゃ腹立つんですけど。
・
たこ焼きを食べ終え、ひと段落。
あっ、そうだった。
蓮「そう言えば、明日からしばらく休み取れたんだ。」
そう伝えるとラウールはびっくり顔。
でも何となく、嬉しそう。
康二「あっ！！そやった！これ行かない？」
・
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作者名：ゆり
| 作成日時：2022年4月12日 0時
