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辰哉side
・
正直、病室にいた亮平を見つけた時は、
ラウールを苦しめに来たかと思っていたけど。
うん。
何となく違うなって。
なんだか思いつめた顔。
前の亮平ならもっとラウールに近づいて、
論理的に色々責め立てたりするんだろうけど。
今回は何も言わず、
ベッドの横にぼーっと突っ立っているだけ。
まあ若干の不審者ではあるよね(笑)
ラウールが怯えていたから、
ちょっと勢い余って、咄嗟に壁に押し当てたけど、
本当はさ・・・
辰哉「謝りに来たんでしょ?」
亮平「・・・・・・。」
ゆっくりと頷く顔は、どこか浮かない顔。
カフェオレを一口。
ため息一つ。
亮平「このままじゃだめかなって。ちょっと思った。」
・
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作者名:ゆり | 作成日時:2022年3月3日 0時