歪んだ十字架３ (ページ48)

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亮平side

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吐き出された怒りは止まらなかった。

母さんに対しての怒りだけじゃなくて、今まで自分がしてきたことに対しての怒りも。

これからは守らなきゃ。

そう誓ったんだ。

もう、ラウールを傷つけないって。

守っていくって。

　

俺が怒鳴ったことに対して、

さすがにみんなびっくりしていて唖然としている。

母さんもそんな表情。

　

　

そりゃそうだよね。

今まで反抗なんかしてきたことなかった。

ずっと良い子を演じてきた。

ラウールに対しての悪口も母さんと一緒になってたくさん言ってきたんだもん。

　

　

　

母さんも居づらくなったのか、

無言でリビングを出て行こうとしていた。

　

がっちゃっと開けると・・・

亮平「ラウ・・・？」

辰哉「あれ？ラウ？」

大介「どうして？ここに居るの？」

まさかのラウールが立ち尽くしていた。

　

母「・・・・・・。」

ラウ「お母さん久しぶり。」

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