歪んだ十字架３ (ページ41)

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蓮side

　

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蓮「えっ！！俺んち！？」

辰哉「そう。蓮の家。」

蓮「なんだ、辰にいが考えがあるってそういうこと？期待するんじゃなかったな。」

辰哉「おい(笑)どういうことだよ！」

　

　

家族会議で、

「ちょっとさ、今年は俺に考えがあるんだ。」

なんて辰にいが言うから、どんな考えか期待していたけど。

　

まぁ、そんなものか(笑)

確かに今家に帰れば記憶があやふやなことが、

照にいや翔にいの怒りに触れるかもしれない。

母さんも帰ってくるし。

家に居たらいたで今までやってたことを思い出して、

また兄貴たちに対して怯えちゃうかもしれないし。

　

　

まあこうするのがベストか。

　

辰哉「ラウが家に戻るのは、母さんが施設に帰って、照と翔太をちゃんと説得できたらかな。」

蓮「うん。」

辰哉「最悪さ、やっぱり関係が戻らなかったら、ラウと一緒に２人で暮らすのも良いかなって。」

　

　

そう聞いた時、辰にいの決意を感じられた気がした。

今まで傷つけてしまった分、結構本気みたい。

ラウールのことをこうして考えてくれている姿が、単純に嬉しかった。

　

　

　

さて、

ここで、

問題が１つ。

ラウールが俺ん家に来てくれるのはもちろん嬉しいんだけど。

　

　

　

蓮「部屋片づけなきゃな・・・。」

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