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涼太side













しばらく抱きしめていると、ラウールの気持ちがだんだんと落ち着いてきた。









涼太「ちょっとさ、お散歩しようか。」








って誘うと、ゆっくりと頷いてくれた。






 


 



中庭まで少し距離があるから。




念のためラウールを車いすに乗せる。







 




 









さっきの夢の影響もあるのか、





なんだか顔は不安そう。





オロオロしていて、落ち着かない。





 






 




病院の中庭へ足を進める。




外に出るとやっぱり今日は雲一つない青空で。




日差しがまぶしく降り注いでいる。




少し寒いけど、すごく良いお天気だった。









 




ちょっとブルっとしたラウールに、




もこもこしたブランケットを膝を覆うようにかけてあげた。












 






他の親子連れが遊んでいたり、噴水があったり。





和やかな雰囲気。






 

 






あ、そうだ忘れてた。




 




涼太「これどうぞ。」




ラウ「・・・・・・?」







 







渡されたものを開けてみると・・・




ぱぁ〜とラウールの笑顔が広がった。


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作者名:ゆり | 作成日時:2022年3月3日 0時

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