―129― ページ35
涼太side
・
しばらく抱きしめていると、ラウールの気持ちがだんだんと落ち着いてきた。
涼太「ちょっとさ、お散歩しようか。」
って誘うと、ゆっくりと頷いてくれた。
中庭まで少し距離があるから。
念のためラウールを車いすに乗せる。
さっきの夢の影響もあるのか、
なんだか顔は不安そう。
オロオロしていて、落ち着かない。
病院の中庭へ足を進める。
外に出るとやっぱり今日は雲一つない青空で。
日差しがまぶしく降り注いでいる。
少し寒いけど、すごく良いお天気だった。
ちょっとブルっとしたラウールに、
もこもこしたブランケットを膝を覆うようにかけてあげた。
他の親子連れが遊んでいたり、噴水があったり。
和やかな雰囲気。
あ、そうだ忘れてた。
涼太「これどうぞ。」
ラウ「・・・・・・?」
渡されたものを開けてみると・・・
ぱぁ〜とラウールの笑顔が広がった。
・
1031人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆり | 作成日時:2022年3月3日 0時