歪んだ十字架３ (ページ33)

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涼太side

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亮平とも少しずつ打ち解けられているみたいで良かった。

　

ベッドに近づくと、相変わらず布団にもぐっていて、顔が見えない。

　

涼太「あらら、どうした(笑)？」

　

ゆっくりと布団をめくると丸くなってい姿を発見。

暑いのに、布団に包まっているから汗びっしょり。

よしよしと抱っこから始まり、

相変わらずの指しゃぶり。

　

　

最近は指をしゃぶりながら、爪を噛んだりしていたけど・・・

俺らもちょっと気になって大野先生に相談。

でも、自分の心を安定させるための手段みたい。

あまりにもひどくなければやめさせはせず。

様子を見ることになった。

　

ラウ「りょうにぃっ。」

涼太「どうした～怖い夢でも見た？」

　

舌っ足らずな口調で必死に俺の名前を呼び続ける。

ラウールから出た言葉。

　

ラウ「あのっね、おと～さん。」

涼太「お父さん？出てきたの？夢に？」

ぶんぶんと首を振り、必死に訴える。

　

　

ラウ「おと～さんね、しんじゃったのっ。」

涼太「えっ・・・？」

ラウ「ラウせいなの？」

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