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涼太side
・
話し合いのために集められた俺たち。
リビングは何となく、ピリッとした感じ。
俺らの真剣な表情とは裏腹に、めんどくさそうな雰囲気を出している２人。
翔太の嫌そうな顔。
隣に視線を移すと・・・
同じく照も。
辰哉「今日の話はラウールのこと。」
とにかく、今日は照と翔太を説得する会。
まあ、あの２人がすぐに納得して、ラウールを受け入れるとは、到底思えない。
でもこういう機会を設けることが大事なんだと思う。
蓮はどうしても仕事が抜けられなかったみたい。
それ以外のみんなは何とか都合をつけて集まることができた。
辰哉から今までの経緯を話す。
ラウールの病状やお医者さんから言われたことも。
今の状態として、心理的に少し幼くなってることも。
それだけ心に負担がいっちゃっているってことも。
翔太「・・・・・・。」
照「・・・・・・。」
辰哉「だからさ、これからみんなで家族を作っていきたい。ラウのためにも俺らのためにも。」
二人はむすっとした表情だったけど。
何も言わず、
静かに聞いていた。
・
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作者名：ゆり
| 作成日時：2022年3月3日 0時
