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―109― ページ15

亮平side

















亮平「・・・・・・。」






 
照「亮平もやる?(笑)」









 















亮平「やる〜(笑)あたりまえじゃん。」





 
 



 




戻れない過去を見るのが辛かった。






父さんはいない。





母さんも今までの母さんじゃない。






家族はバラバラ。





 



二度とあの時に戻れないと分かっているから、思い出に目を向けたくなかった。






油性ペンを手に取って、





照にいと翔太にいと同じように俺もやった。






“償え”って。






憎いラウールを塗りつぶした。









 




何度も







何度も









見えないように。














 



全て塗り終えて、改めて見た写真。






 






傍から見て、おかしいのは一目瞭然。






それでも、罪悪感は一切なかった。







 








ラウールはこの家の思い出からも存在を消し去られてしまった。









――――――――――――――――










 






今なら痛いほどわかるよ。







ラウールがこの写真を見たときにどう思うか。






どれだけ辛かったか。




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作者名:ゆり | 作成日時:2022年3月3日 0時

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