歪んだ十字架２ (ページ10)

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蓮side

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街のネオンが煌々と輝く中で車を進める、マネージャー。

最近は芸能の仕事が忙しい。

新人発掘オーデションとかいう雑誌の企画で芸能界入りをしてから、

目まぐるしく毎日が進んでいた。

　

最近は舞台にドラマの仕事にも呼んでもらえて。

高校も仕事を優先して通信制を選んだくらい。

目が回るほど大変だけど、それ以上に毎日が充実していた。

　

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マネ「蓮、今日は？どっちに帰る？」

蓮「今日は・・・実家で。」

そう。

本来俺は実家には住んでいない。

高校生になってからは、仕事に近いからという理由で事務所が用意したマンションに住んでいた。

　

だけど、やっぱりラウールのことが気がかりで。

様子を見るという名目で、

ちょこちょこ実家に帰るようにしていた。

　

　

少し不便なこともあるけれど。

やっぱりラウールが心配。

　

少し衝撃を与えたら・・・

なんかそのまま崩れてしまいそうな気がするんだ。

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