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―３１☆ ページ33

ラウールside






・






始めの方はね、


「やめろよ」ってお兄ちゃんが止めに入ってくれていたけど、


だんだんとそういったことはなくなった。






　

ラウ「おにっぃ・・ちゃん・・・。」

　


　



お兄ちゃんに目で助けを呼んでも、


無視されるようになった。

　







　

きっと怒り心頭のお母さんを無理矢理止めたら、


さらに激しくなって大変なことになるんだと思う。







　
　


怒りの形相のお母さん。


僕の知っている優しくて大好きなお母さんではなかった。




　



　




　



心を無にして、


ただ、ひたすら・・・


お母さんの悲しみと痛みに付き合った。



・

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作者名：ゆり | 作成日時：2021年12月19日 0時

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