血の通わない人形２ (ページ5)

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翔太side

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そこから、しばらくの間、

やっぱりラウールがいなくなることが度々あって。

大体、ここの隙間にいることが多かった。

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康二「すみっこ好きなんかな？(笑)」

辰哉「狭いところが落ち着くんじゃない？」

亮平「そういう昔の体験を想起しちゃうのかもね。無理に辞めさせないほうがいいよ。ラウがあの家でああやって自分を保っていたんだと思うよ。」

翔太「なんかラウの場所っていうことでクッションとか毛布とか置いとく？」

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そう俺が言うと、

何かひらめいたように、

辰哉「よしっ！！！」

突然、にやにやとしだした辰哉。

一体なにを企んでいるんだ・・・？

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