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ラウールside
・
「失礼します。」
そう言って、保健室に顔を出したのは、
保健室「あ、お迎え有難うございます。」
ラウ「ぁっ・・・・・。」
まさかの、照にい。
照「すみません。お世話になりました。」
ラウ「・・・・・・。」
背筋が凍る。
照にいを見た瞬間、僕は動くことができなかった。
そっか。
先生家に電話かけたんだ・・・。
今日はみんな仕事で、午後から仕事の照にいしか家にいなかったはず。
出るときに、辰にいから連絡してねって言われたけど。
ちょっと遅かった。
照にいが無表情のままこちらを見ている。
まさか僕の迎えに来るなんて思わなかった。
中学校は別にお迎えがなくても帰れるから、嫌だったら僕を1人で帰すはず。
なんでわざわざお迎えに来てくれたんだろう?
正直びっくりして、声が出ない。
さすがに、保健室の先生の前では、僕に対して冷たい感じではないけれど。
絶対・・・
怒ってるよね。
・
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作者名:ゆり | 作成日時:2022年9月1日 0時