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ラウールside












久々に帰ってきた我が家。



すごく寒かった季節を超えて、季節はだんだんと暖かくなってきていた。






二宮先生や先輩の脅しが怖くて、




記憶を思い出した途端に、











「学校に行きたい。」



「家に帰りたい。」







ってお兄ちゃんたちを困らせてしまった。





お兄ちゃんたちは義務教育だし、別に来年の新学期からでいいんじゃないっていってたけど。



お兄ちゃんたちになんかあったら嫌だし。



写真をばらまかれても嫌だ。












 


 



 
 


家に帰るのはお母さんと鉢合わせてしまった時以来。



お母さんはもう施設に帰ったから安心してねって辰にいが言ってた。



自分の家なのに何だか変に緊張しちゃうけど(笑)






 








 




 
涼太「だめ。家事は俺がやるから。」





辰哉「体調どう?大丈夫?」





康二「ラウ!もっと食べなあかん!!」





大介「らう〜〜〜る〜!!!ゲームしよう。」





亮平「宿題あったら俺が代わりにやろうか?」





蓮「まじで!!病み上がりなんだから、動くな!!」





 





異常すぎるくらい過保護なお兄ちゃんたち(笑)









でも・・・




たくさん気にかけてくれる。




声をかけてくれる。




心配してくれる。





昔では考えられない光景。





家族と一緒に過ごせる時間がこんなにも嬉しいとは思わなかった。





 








記憶も全部思い出したし、



学校のことも不安はたくさんある。




それに・・・










 



ラウ「あっ・・・ただぃま・・・です。」





照「・・・・・・。」






翔太「・・・・・・。」












相変わらず、照にいと翔にいとは気まずい。




まあ無視って感じだけど。




それでも何か言ってくるわけではないし。




掴みかかってくることもない。











前よりかは全然マシかな。




―261―→←DEAR



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作者名:ゆり | 作成日時:2022年9月1日 0時

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