真夜中のお戯れ ◆ -温泉お宿編- ページ9
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-JM-
部屋に到着
もう一人の親友と末っ子を起こさないよう静かに布団に入るとお腹にずっしり体重が乗ってきた
JM「おもいって…なに、寝ないの？」
「さっき悩みがあるか聞いてきたよね」
JM「うん」
「あついの。からだが」
JM「あつい？」
「うん」
じみなぁ、と囁く声がやけに熱を孕んでる
_____まさか酔ってるのか。甘酒なのに
伏し目で見下ろしてくる視線が酷く扇情的だから不覚にもどくんと胸が鳴る
JM「熱でもあるんじゃないの。とりあえず降りてくれない？」
「おなかすいた」
JM「え」
「おいしそう。…ねぇ、たべていい？」
JM「なにを」
「これ、たべたい」
ぐっと顔が近づいて、唇をやわやわと摘まれる
「あかくて、ふわふわで、おいしそう…いちごの味？」
JM「…知りたい？」
素直に頷いた小さな頭に手を回してぐっと引き寄せる
______あぁ、ほんとどうにかしてる
別にこいつならその答えを教えても構わないかな…なんて
一瞬でもそう思わせてしまうほど、非日常な状況とは真っ当な思考回路を鈍らせるものらしい
JM「じゃあ特別ね、」
熱に浮かされた瞳が俺を映す
数秒見つめ合った後、綺麗な顔が近付くまま瞼を伏せると唇に温かい感触______が、
JM「いっっっ、たぁ…！！」
予想だにしない痛みに思わず音を上げる
「やわらか」
JM「おいやぇろ、かぅなってぇ、！！」
下唇を噛まれてろくに口を動かせない
いやもう、これは食べてる。確実に
こいつは食事をしてるつもりなんだ
バカだ
ドンドン背中を叩いてどうにかその体をひっぺがす
JM「Aっ、いいかげんに……え」
「……」
寝てる。
っっっだああああああっ！！！嘘でしょ！？
ちょっとその気にさせた挙句放置かこいつ
……や、何言ってんだ落ち着けパクジミン
間違いが起こらなくて済んだんだぞ
朝起きたら二人とも生まれたままの姿だった……なんていう最悪の事態をたった今回避出来たんだから
うん。これでよかったんだよ
これで……
JM「…悪魔め」
どうしてくれんのさ、まったく____
気持ちよさげに寝息を立てるほっぺをつまみ上げ
木目調の天井を仰ぎながら深くため息をこぼした。
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そら(プロフ) - わあ！是非！またリクエストします！！ (2020年10月31日 22時) (
レス) id: 8efb03cbb1 (このIDを非表示/違反報告)
MiO__(プロフ) - songbird55さん» 読んでいただきありがとうございます！主人公の性格もすごくこだわって書いてるので、そう言っていただけて本当に幸せです(TT) (2020年10月31日 21時) (レス) id: 05c66aef26 (このIDを非表示/違反報告)
MiO__(プロフ) - そらさん» こちらこそ素敵なリクエスト本当にありがとうございました！！書いていてとっても楽しかったです！一度と言わずまた何か思いついたときはよろしくお願いします(^^) (2020年10月31日 21時) (レス) id: 05c66aef26 (このIDを非表示/違反報告)
songbird55(プロフ) - 主人公ちゃんが可愛すぎてとても好きです。お話しもドキドキしちゃいます。 (2020年10月25日 8時) (レス) id: 8b2c24ae88 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - わあああ！！素敵なお話しすぎて。。！ゆんぎさん押しなので大満足です！３人もかわいい(T-T)ありがとうございます (2020年10月24日 22時) (レス) id: 8efb03cbb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MiO__ | 作成日時：2020年9月16日 0時
