ぽかぽか ページ46
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-JM-
「てて、」
TH「うん？」
「これ巻いて。絶対似合う」
TH「おぉ、いい感じ」
ふらりと立ち寄ったエスニックなお店
鏡の前でストールに試行錯誤してる二人を眺めながら『黙ってれば美男美女なのに』なんてしみじみ思ってるとモコモコうさぎがこっちを見た
「ジミナもこれ買おう」
JM「やだよ。そんな派手なの着こなせない」
「冒険も大切だよ？」
JM「テヒョンイだから似合うんだって」
「じゃあハンモックとして」
JM「どう見ても丈が足りないでしょ」
「ジミナならいけるって」
JM「僕より小さい奴が調子に乗るな」
「え〜」
JM「なんでそんなに買わせたいの？」
「三人お揃いにしたい」
JM「お揃いならゴリラパンツがあるじゃん」
TH「あは、そう言えば昔買ったね」
「もうあれクタクタじゃん。新しいの欲しい」
ということで。今回はシルバーのアンクレットに決定
「んふふ〜」
TH「お揃いだけでそんなに嬉しいの？可愛いね」
「しってる」
JM「うわっ」
顔の緩みが治まらないモコモコ星人
うん。可愛い事は否定しない。
絶対言ってなんかやらないけど
「え！外さむ！」
TH「駅までダッシュしようよ」
「殺す気？」
JM「首大丈夫？寒そう」
「チャック全上げする」
TH「鼻真っ赤だよ」
JM「僕の耳当て貸してあげる」
「ありがとう…でもまだ手が寒いなぁ」
TH「あ。戻って手袋買おうよ。ユニ〇ロにあった」
「ちがうちがう」
JM「？」
すっかり冷えた小さな手
僅かに残った体温がぎゅ、と優しく右手を握って
反対側にある大きな掌も片手に収めると「これでいい」と満足気に微笑んだ
「人間カイロ〜」
JM「氷かと思った」
「ごめん冷え性」
TH「どっちの手がいい？」
「選べない」
TH「俺の手が一番落ち着くんでしょ？」
「今回は凍死寸前だから特例。でもまぁテテの方があったかい面積は広い」
TH「じゃあ俺の勝ちね」
「でもジミナの手もモチモチでいい感じ」
JM「じゃあ僕の勝ち」
TH「はんっ、感触より温度の方が大事だし」
JM「わかってないね。死の間際だからこそ人間は安らぎを求めるんだよ」
「電車来くるって」
TH「あ！やばい！」
急に走り出したテヒョンイに引っ張られる
離れないように、強く握り込んだ大好きな手をポケットにしまい込むと
僕らの絆を証明する輪っかがぶつかり合い
こつん、と小さく音を立てた。
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そら(プロフ) - わあ！是非！またリクエストします！！ (2020年10月31日 22時) (
レス) id: 8efb03cbb1 (このIDを非表示/違反報告)
MiO__(プロフ) - songbird55さん» 読んでいただきありがとうございます！主人公の性格もすごくこだわって書いてるので、そう言っていただけて本当に幸せです(TT) (2020年10月31日 21時) (レス) id: 05c66aef26 (このIDを非表示/違反報告)
MiO__(プロフ) - そらさん» こちらこそ素敵なリクエスト本当にありがとうございました！！書いていてとっても楽しかったです！一度と言わずまた何か思いついたときはよろしくお願いします(^^) (2020年10月31日 21時) (レス) id: 05c66aef26 (このIDを非表示/違反報告)
songbird55(プロフ) - 主人公ちゃんが可愛すぎてとても好きです。お話しもドキドキしちゃいます。 (2020年10月25日 8時) (レス) id: 8b2c24ae88 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - わあああ！！素敵なお話しすぎて。。！ゆんぎさん押しなので大満足です！３人もかわいい(T-T)ありがとうございます (2020年10月24日 22時) (レス) id: 8efb03cbb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MiO__ | 作成日時：2020年9月16日 0時
