幸せって* ページ34
・
-YG-
「…オッパ、なんでそんな顔するの」
ぎゅっと腰に手が回る
「寂しいの？悲しい、？何か辛いことがあった…？」
YG「おいおい、どうしたんだ急に」
「オッパ最近ずっとこうだもん。スラックス上に着ちゃうし」
YG「それは忘れる約束だったろ」
「ねぇ、どうしたら元気になる？」
振り向けば見えた潤んだ瞳に、このおかしな空間を作り出した原因を一瞬にして理解する
こいつら…
YG「ごめんな。俺は大丈夫だから、泣かなくていいんだぞ」
「はぐらかすな」
YG「ほら、誰にでもあるじゃん。理由もなくネガティブになる時って」
「はやくいい人見つけて幸せになって」
YG「そうだな。さすがに独り身で死にたくない」
「その時は私がお嫁になるから、ね、だから」
YG「ふはっ、ありがとう。でもそしたらお前が不幸になるだろ」
「ならない。こんにゃくゼリーさえあればそれでいい」
YG「幸せの基準低」
心優しい姪のお陰でだいぶ和んだところでカーテンが開かれる
JM「ではメインイベントに移りましょうか」
YG「は」
TH「どうぞこちらへ」
目隠しに視界を奪われる
一体どこに連れていく気だ
YG「…エレベーターだな」
TH「なんでわかったんですか」
YG「音、感触、匂い、圧迫感」
JM「まぁ狭い空間に四人もいますからね」
「オッパ、チョコ入ってた」
YG「食っていいぞ」
TH「俺も食べたい」
「ちっちゃいから半分できない」
TH「じゃあ舐めてちっちゃくなったらちょうだい」
「うん」
JM「やああああ！やめろってもう！！」
YG「……」
なんだこの日常感
というかご主人様呼びはどうしたんだ
「ついた！」
JM「目隠し外しますよ？」
YG「やぁ…凄いな」
TH「ヒョン、忙しいから星空なんて見る機会なかったでしょ？」
「幸せってこんな近くにあるのに、それに気づけないなんて本当に勿体ないよね」
何気なく零れた言葉にじんわり胸が熱くなる
JM「強引ですみません。でも僕ら先生を元気付けたくて」
YG「色々心配かけたみたいで悪かったよ」
TH「ヒョン〜」
YG「やめろ引っ付くな」
「ジミナもおいで」
JM「おわっ」
「おっぱ！大好き！」
YG「…」
なんだこれ。なんだこの感情…
___そうか。幸せって、本当にすごく身近に転がってるものなんだな
なんて、柄にもなく涙ぐみながら
体を締め付ける若い体温達に頬を緩めた
YG「…ありがとう」
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そら(プロフ) - わあ！是非！またリクエストします！！ (2020年10月31日 22時) (
レス) id: 8efb03cbb1 (このIDを非表示/違反報告)
MiO__(プロフ) - songbird55さん» 読んでいただきありがとうございます！主人公の性格もすごくこだわって書いてるので、そう言っていただけて本当に幸せです(TT) (2020年10月31日 21時) (レス) id: 05c66aef26 (このIDを非表示/違反報告)
MiO__(プロフ) - そらさん» こちらこそ素敵なリクエスト本当にありがとうございました！！書いていてとっても楽しかったです！一度と言わずまた何か思いついたときはよろしくお願いします(^^) (2020年10月31日 21時) (レス) id: 05c66aef26 (このIDを非表示/違反報告)
songbird55(プロフ) - 主人公ちゃんが可愛すぎてとても好きです。お話しもドキドキしちゃいます。 (2020年10月25日 8時) (レス) id: 8b2c24ae88 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - わあああ！！素敵なお話しすぎて。。！ゆんぎさん押しなので大満足です！３人もかわいい(T-T)ありがとうございます (2020年10月24日 22時) (レス) id: 8efb03cbb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MiO__ | 作成日時：2020年9月16日 0時
