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け ん じ ろ 、起 き て ページ4






天童さんは瀬見さんに連行されて洗面所へ

2年の部屋へ行こうと階段を下りると見慣れた金茶の髪がひょっこり視界に入った




「太一、おはよ」

「はよ。毎朝大変な、お前」

「今日は起こす人数が一人減って楽だよ」

「いつもお世話になってまぁす」

「賢二郎は?」

「まだ寝てる」




「まつ毛付いてんぞ」と目の下辺りを弄ってた指をぎゅ、と掴んで顔を見上げる




「行こ」

「え」




少し歩いて賢二郎の部屋へ到着

太一が嫌がるのも無理ない。

だって、長年奴と連れ添ってきた私は知っている

白布賢二郎は
朝にすこぶる弱いのだ。




「けんじろ、」




ベッドの縁に座って、頭まで被った毛布をゆっくり捲ってみる

横を向いて寝息立ててる。

_____綺麗な寝顔だなぁ




「鼻高いね、けんじろ」




ツー、と額から鼻先にかけて人差し指を滑らせる

少し顔をしかめると一瞬だけ薄く目が開いて
そっと頬を撫でてた手を掴まれた

……あ、二度寝した



「お前よくそんなん出来るな。」

「んぇ?」

「俺がやったら間違えなく拳が飛んでくるのに」

「賢二郎はそんな酷いことしないよ」

「いやいやいや、お宅の賢二郎くんあなたが思ってる以上に凶暴よ?」

「ふーん」




むくり、と横で賢二郎が起き上がって

「ふゎぁ、」と首を掻きながら大あくび

手はまだ、握られたまま




「おはよ。顔洗いに行こ」

「わかった。……ん、」




ゆるーく引っ張られて

お日様みたいな匂いにふわり、体を包まれる




「さむい……」

「けんじろ、あったかい」

「お前起こしに来るのはえーよ」

「いつもと一緒だよ」

「_____で、俺は何を見せつけられてんの」





白鳥沢排球部の朝は

ゆるーく始まるのです。




こ た つ が や っ て き た→←て ん ど う さ ん 、起 き て



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MiO__(プロフ) - MiSoさん» 本作品を読んでくださりありがとうございます!神様なんて、私には勿体ないお言葉です……本当にありがとうございます(*´`) 更新はとても遅めですが、ゆったり付き合ってくださると嬉しいです(^^) (2020年3月24日 1時) (レス) id: 05c66aef26 (このIDを非表示/違反報告)
MiSo(プロフ) - この作品マジで癒しです…!!一話一話のお話自体も神話とか…、もしかしてMiO_様って神様ですか?((殴 続き楽しみにしています!更新止まっちゃってますが、更新再開したら無理しないで頑張ってください!! (2020年3月22日 2時) (レス) id: 78c105b37d (このIDを非表示/違反報告)
MiO__(プロフ) - ちぇなさん» めっちゃ癒して差し上げますね.......こちらこそ、読んでいただきありがとうございます(*´`) (2020年2月13日 22時) (レス) id: 05c66aef26 (このIDを非表示/違反報告)
ちぇな(プロフ) - めっちゃ良い……癒し……。一日の疲れが取れました。どうもありがとう。 (2020年2月6日 19時) (レス) id: 339945d703 (このIDを非表示/違反報告)
MiO__(プロフ) - みーこさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(*´`) 了解しました!制作致します! (2020年1月30日 19時) (レス) id: 05c66aef26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MiO__ | 作成日時:2020年1月19日 18時

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