【HQ】休 日 ぺ ー す .

首 元 の ソ レ ページ22

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「今朝英太クンの部屋から出てきたし、昨日まではこんなの付いてなかった______え、」




気付けば顔を手で覆ってる

わぁ、耳まっかっか


「どしたの」って手を引っ剥がそうとすると
指の間からぱっちりお目目と視線が絡む




「みんな、瀬見さんのせいと思ってる？」

「まァそうね。誰も聞こうとしないから今俺が事情聴取してるワケだけど」

「違う。そーゆーのじゃない」




確かに首を横に振って

ゆっくり顔を上げる




「瀬見さんの部屋から出て、遅刻しそうだったからめちゃくちゃ焦ってて」

「うんうん」

「急いで髪セットしようとしたら、アイロンの先っちょでジュって焼いちゃって……」




あ、なんだ

そういうことか




「えぇーそうなの？てっきり英太クンがおイタやらかしたのかと思ってた」

「ただの火傷。……瀬見さんはそんなことしないよ」




なんか色々悩ませてごめん、と申し訳なさそうに頭を下げる

いやいや、こっちが勘違いしてただけだからね？

「無駄な心配だったネ」となぜか恐縮しちゃってる体を優しく包み込んで

ぽんぽん、背中を撫でる


……ほっ




「よかったよかった」

「まだヒリヒリするもん」

「ありゃ、そうなの？どれどれ」




やぁ、一安心

これで今夜はちゃんと眠れる


英太クン、疑っちゃってゴメンネ



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