【HQ】休 日 ぺ ー す .

護 衛 川 西 ページ10

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週末。
部活もオフだし外をぶらーり

たまには一人で散歩なんかも悪くないな。

暗くなってきたしそろそろ帰ろうと思ったところで
向こっかわに男女の集団を発見。
それも4対1くらいの


どう見ても女の子が絡まれてる風だから心配になって足を止めてみる


______ん、待てよ。あれAじゃね




「暇ならご飯行こうよ。全然俺らが奢るし」

「いえあの、大丈夫です」

「いーじゃんいーじゃん」

「こいつになんか用すか？」




馴れ馴れしく腕を掴む手を払い除け
ついでにしれっと肩を抱く

「太一、」と大きな瞳が俺を捉えて、困り果てていた表情が少しだけ和らいだ


すると勘違いを起こした奴らがそそくさと退散してくから、「ふんっ」_____と若干ドヤ顔でAを見下ろす。




「大丈夫かよ」

「ありがと。本当に助かった」

「ヘンなトコ触られたりしなかったか？」

「うん。でもこれ渡された」

「……は。ゴムじゃん、やば」





裏返せば小さく電話番号が
下心丸出しとかそんな次元じゃない。


こいつ、平気な顔してるけど

何も言わずに背中をさすってやると瞳が潤んできたから「よしよし、怖かったな」と軽く抱きしめて、一旦視界をシャットアウト。




「家まで送る」

「ぅん」

「あー鼻水」



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