5.天竜人 ページ5
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シャボンディ諸島には、新世界を目指す者たちが集う。
そしてここでは、世界貴族の天竜人が歩いていることがある。
たとえ、何が起きても、どんなことがあっても天竜人には逆らわないこと。
また、海賊は人身売買されても一切、法に守られないこと。
島の暗黙のルールだった。
『天竜人…』
ふと、Aが違うところへ視線を向けると、手配書で見た麦わらを被った海賊を見つける。
彼らはシャボンディ名物・ボンチャリという、シャボンが着いた乗り物に乗っていた。
『ふふ、本当に自由そうな海賊(笑)』
しばらくして、Aは店主にお金を払い、グローブを移動し始める。
走り始めるAのスピードは、人の"それ"とは違っていた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
31番
Aが着いたグローブには、人集りができていた。
見ると、一人の大柄な海賊が女性の首を掴んでいる。
「やめてください！」
「ううっ外してくれ！！」
「えっ？」
「お願いだ！！これを外してくれ！！俺は、うちに帰るんだァ〜！！！」
叫ぶ海賊の首には、錠がつけられていた。
「俺は新世界を諦めたんだ！！ガキが、赤ん坊でよォ、まだ俺の顔を知らねェんだ…！！」
懇願する海賊。
その錠が意味するのは、"奴 隷"という現実。
『…』
「関わるなよ」
気付けば近くに来ていた麦わらの海賊・ルフィ。
聞こえてきた声の持ち主は、体の大きな男・ハチのものだった。
「人攫いにつかまって売り飛ばされた海賊だ…この島に来て脱走したんだ。逃げられねェって分かってるはずなのに…！」
ハチの言葉に、Aは暗黙のルールを思い出す。
誰もが目を背ける中、無情にも首の錠から機械音が鳴り始める。
その時間は長くはなかった。
ドォォォンッ
「『！！』」
目を見開くAと、麦わらのルフィ。
状況が読めずにいると、
「膝をつけ！！アンタも、膝をついた方がいいぞ！」
『え、ええ』
ハチが近くにいたAにも声をかけた。
戸惑いながらも膝をつくA。
爆発した海賊を見ると、爆煙が晴れていき、その存在と出くわすことになった。
人間と同じ空気を吸わない為に、球体のマスクですっぽりと首より上を覆い、独特な装い。
世界貴族・天竜人だ。
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Sumile(プロフ) - ぴさん» コメントありがとうございます！はい！ローが出る範囲は書くつもりです(^^) (2022年10月24日 8時) (
レス) id: ab9f76a07e (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 毎回更新楽しみにしてます^ - ^ちなみにパンクハザードやドレスローザ編なども書きますか？？ (2022年10月24日 0時) (レス) @page15 id: 30795e3594 (このIDを非表示/違反報告)
Sumile(プロフ) - 翠さん» コメントありがとうございます！わー！そんなに褒めてくださるなんて恐縮です！嬉しすぎます！頑張ります(^^)！ (2022年10月21日 18時) (レス) @page7 id: ab9f76a07e (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - このお話は語彙力なくなるほどすごい作品ですね！続きが気になる終わり方をしているのもセンスがあってすごいです！応援しています！ (2022年10月21日 16時) (レス) @page7 id: e6bab70f8b (このIDを非表示/違反報告)
Sumile(プロフ) - ワンピースしか勝たん！さん» ありがとうございます！頑張ります！楽しみにしてくださって嬉しいです！頑張りますね！ (2022年10月19日 22時) (レス) @page4 id: ab9f76a07e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sumile | 作成日時：2022年10月19日 14時
