31.二人のこと【ペンギン】 ページ33
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キャプテンが、考えるアロマちゃんを置いて、船内に戻った後のこと。
考えるアロマちゃん。
「私が最初に思ってた通り？」
思い出せないらしい。
「分かんない！」
「まあ、キャプテンは無理だと思うよ」
「どして」
「どうしてって…」
「だって、彼女いないし、好きな人も気になる人も…！」
何かハッとしたアロマちゃんは、顔が青ざめていく。
「もしかして、あの人…」
「「「？」」」
「男が、好きとか…！」
「いやいやいやいや！！！」
「そんなわけないでしょ！！俺たち怖くてもう乗ってられねェよ！！」
「だってー！」
「はぁ、キャプテンのこと好きなら、見てて分かんないか？」
「…ん」
また考えたアロマちゃんは、今度こそ答えが分かったのか、表情が落ち込んだ。
「あの女の人のこと、合ってたんだ…」
「ハハッ、やっぱり分かるよな」
「キャプテンは見ての通り、Aのこと大好きなんだよ」
心配や嫉妬で怒ってばかりだけど、Aを見るキャプテンの目はいつも優しい。
「小さい頃からキャプテンは嫉妬ばっかりだったよね」
「そうそう！Aと二人で話してただけで、何してたんだ、ってすげェ睨まれたんだおれ！！」
「そんな小さい頃から…」
「アロマちゃんみたく、キャプテンの初恋なんだよ。今もまだ続いてる、ね(笑)」
「あと、Aといる時のキャプテンは男の色気出てかっこいいんだ！」
「ローさんは、元々色気あるよ…！」
「そんなもんじゃない！見れば分かる！今度見てみろ！」
口を尖らすアロマちゃんの頭に手を置く。
「アロマちゃんはアロマちゃんの良さがあるし、可愛いんだから、キャプテンがその良さに気付かなかっただけ！って思えばいいよ」
「ペンギンさん…」
「男はキャプテンだけじゃないぞ！」
少し笑った彼女に安心した。
そして、もうそろそろ女ヶ島に停泊して、２週間が経とうとしていた。
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Sumile(プロフ) - ぴさん» コメントありがとうございます！はい！ローが出る範囲は書くつもりです(^^) (2022年10月24日 8時) (
レス) id: ab9f76a07e (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 毎回更新楽しみにしてます^ - ^ちなみにパンクハザードやドレスローザ編なども書きますか？？ (2022年10月24日 0時) (レス) @page15 id: 30795e3594 (このIDを非表示/違反報告)
Sumile(プロフ) - 翠さん» コメントありがとうございます！わー！そんなに褒めてくださるなんて恐縮です！嬉しすぎます！頑張ります(^^)！ (2022年10月21日 18時) (レス) @page7 id: ab9f76a07e (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - このお話は語彙力なくなるほどすごい作品ですね！続きが気になる終わり方をしているのもセンスがあってすごいです！応援しています！ (2022年10月21日 16時) (レス) @page7 id: e6bab70f8b (このIDを非表示/違反報告)
Sumile(プロフ) - ワンピースしか勝たん！さん» ありがとうございます！頑張ります！楽しみにしてくださって嬉しいです！頑張りますね！ (2022年10月19日 22時) (レス) @page4 id: ab9f76a07e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sumile | 作成日時：2022年10月19日 14時
