27.女性兵士2【you】 ページ29
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あの時素直に、ローに嫌だって言っておけば良かったって後悔してた。
ローに本当の気持ちを言おう。
そう思ってたのに、上手くいかない。
「ローさんかっこいい〜」
「分かった、くっつくな」
ローにべったりな九蛇の女性兵士・アロマちゃん。
可愛い子なのは見ての通り。
そして、ローに素直に思った事を言う子。
隠すことのない熱烈なアプローチ。
「アロマ屋、いつまでもここにいるとまた怒られるぞ」
「うーん、怒られちゃうかも…でもローさんといたいからそれでもいい！」
「お前な…」
今まで、何度もローが女の人と一緒にいるのを見てきた。
今回は、違う。
ローの態度が、日に日に柔らかくて、二人セットじゃない時が無いくらい、二人は一緒にいる。
『ペンギン、これは、どうしたらいいの』
「いや、もう、キャプテン呼ぶしかないだろ」
『絶対くっついて来るでしょ』
「…じゃあ俺が引き止めておいてやるから！」
ゆっくり二人に近寄る。
会話がしっかりと聞こえてきて、なんだか、ローの声が久しぶりに感じる。
「ローさん、私みたいなの嫌い…？」
「…」
「…」
「…嫌いじゃねェ」
『…！』
ペンギン…私、
こんな時のこと、考えてなかったの
「ローさんっ！」
「やめろくっつくな離れろ」
「えー嫌いじゃないんでしょ？」
抱きついたアロマちゃんに、ため息を吐いてから
「分かったから、とりあえず離れろ」
頭にポン、と手を置いて、微笑んだロー。
私の心臓が痛いくらいに握り締められている感覚。
足は固まって動かない。
なんとなく、
私たちの関係が、変わる気がした。
ローとはもう、一緒にいられないのかもしれない。
やっと動いた足は、ペンギンの方へ戻って行って、
「？ どうしたA」
『ごめん、ペンギン。もう大丈夫。何でも無いの』
「いや、お前ちゃんと話せよ」
『ふふふ、ねえ、女ばっかりの島があるなら、男ばっかりの島もあると思わない？』
「またお前はそんなことばっか考えてるのか」
その声は、ペンギンじゃなかった。
いつの間にか後ろにいたローのものだった。
『ロー…ッ』
「女人国で修行でもするか？」
「キャ、キャプテン」
そんなに、怒った顔で、私のこと見なくてもいいのに。
『…そうね、それがいいかも。』
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Sumile(プロフ) - ぴさん» コメントありがとうございます！はい！ローが出る範囲は書くつもりです(^^) (2022年10月24日 8時) (
レス) id: ab9f76a07e (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 毎回更新楽しみにしてます^ - ^ちなみにパンクハザードやドレスローザ編なども書きますか？？ (2022年10月24日 0時) (レス) @page15 id: 30795e3594 (このIDを非表示/違反報告)
Sumile(プロフ) - 翠さん» コメントありがとうございます！わー！そんなに褒めてくださるなんて恐縮です！嬉しすぎます！頑張ります(^^)！ (2022年10月21日 18時) (レス) @page7 id: ab9f76a07e (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - このお話は語彙力なくなるほどすごい作品ですね！続きが気になる終わり方をしているのもセンスがあってすごいです！応援しています！ (2022年10月21日 16時) (レス) @page7 id: e6bab70f8b (このIDを非表示/違反報告)
Sumile(プロフ) - ワンピースしか勝たん！さん» ありがとうございます！頑張ります！楽しみにしてくださって嬉しいです！頑張りますね！ (2022年10月19日 22時) (レス) @page4 id: ab9f76a07e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sumile | 作成日時：2022年10月19日 14時
