23.間違えた返事【you】 ページ25
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女ヶ島へ向かうことになった私たちは、ハンコックの船に着いていく。
「女ヶ島だってよ〜」
「はぁ〜どんな天国なんだそこは」
「メスしかいないってこと？」
「「メスって言うな！！」」
「すいませんっ」
男禁制の島、女ヶ島に行くと決まってから浮き足立つクルー達。
男ばかりの船だから、楽しみなのはわかるけど…
『彼女の様子を見ると、男の人達嫌われてそうだけど…』
「おいA！夢を壊すなよ！」
『え(笑)』
「嫌われてないなら、男禁制にはしないだろう」
ローの一言に、ブーブー文句を言い出すクルー。
「キャプテン！キャプテンは島に入んないでくださいよ！！」
「あ？」
「また女達持ってかれる！！」
「おい人聞き悪ィな」
『ローが入んなきゃ治療出来ないでしょ？』
「A！それでいいのか！？たくさん女がいる中にキャプテンを放り込んで！！」
「女でなし！」
「そんなんだからお前らは！」
何故か私まで非難を浴びる。
ペンギンの非難はもはや私たち二人に向けてる。
いくらなんでも、治療目的の島で、そんなことは……
『…しないよね？ロー』
「あァ？お前も何疑ってる…！」
『いや、その、ねぇ？』
「得体の知れない島の女に手出すか」
『…』
なんだその顔は、と物凄い顔をしたローに頭を掴まれる。
『ご、ごめんて…っでも、ほんとに、女の人ばっかりって少し楽しみじゃないの？男として』
「何とも思わねェ」
『どうして？』
「何だ楽しみにしてて欲しいのか」
『いや、別にそれは、それで…』
目を逸らすA。
「なんだよ」
『…っローも男なんだなって思うだけだから大丈夫よ』
「…あァ、そうか」
麦わら屋の様子を見てくる、と船内に入っていくロー。
『あ…』
「A…」
「お前…」
ペンギンとシャチに、絶望的な顔を向けられる。
やめて。見ないで。
『返事を間違えたってことは自分でも分かってる…』
盛大なため息を吐かれて、居心地が悪い。
素直に言えばいいのは、分かってるんだけど、
今更、私達は、変わらないって分かってる。
言ったところで、望むような関係にはならない。
ローに、その気がないのは、
私を、その対象として見てないことは、
私が一番、分かってる。
私は、妹のような幼馴染のような存在。
私が、コラさんの娘だから。
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Sumile(プロフ) - ぴさん» コメントありがとうございます！はい！ローが出る範囲は書くつもりです(^^) (2022年10月24日 8時) (
レス) id: ab9f76a07e (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 毎回更新楽しみにしてます^ - ^ちなみにパンクハザードやドレスローザ編なども書きますか？？ (2022年10月24日 0時) (レス) @page15 id: 30795e3594 (このIDを非表示/違反報告)
Sumile(プロフ) - 翠さん» コメントありがとうございます！わー！そんなに褒めてくださるなんて恐縮です！嬉しすぎます！頑張ります(^^)！ (2022年10月21日 18時) (レス) @page7 id: ab9f76a07e (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - このお話は語彙力なくなるほどすごい作品ですね！続きが気になる終わり方をしているのもセンスがあってすごいです！応援しています！ (2022年10月21日 16時) (レス) @page7 id: e6bab70f8b (このIDを非表示/違反報告)
Sumile(プロフ) - ワンピースしか勝たん！さん» ありがとうございます！頑張ります！楽しみにしてくださって嬉しいです！頑張りますね！ (2022年10月19日 22時) (レス) @page4 id: ab9f76a07e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sumile | 作成日時：2022年10月19日 14時
