22.海賊女帝 ページ24
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Aとローが甲板に出てみれば、"海賊女帝"ボア・ハンコックがいた。
攻撃をしてくる様子はない。
「あっキャプテン！」
「やれることは全部やった」
「つまり無事なのじゃな？」
「オペの範疇では。現状命は繋いでる。だがあり得ないほどダメージを蓄積してる。まだ生きられる保証はない」
ローの話に、騒ぐ元囚人達はルフィの味方だった。
そして、涙を流すハンコック。
「ところでヴァナタ、麦わらボーイとは友達なの？」
「いやコイツが顔見知りだ。俺は助ける義理もねェ。親切が不安なら何か理屈をつけようか？」
「いいわいいわ！直感が体を動かすときってあるものよ！」
革命軍のイワンコフは、Aを見た後、ローを見た。
「ふ〜ん、ヴァナタ、この子に弱いのね」
「は？」
『？』
ローは言われてることの理解が出来ず、狼狽えた。
Aもキョトンとしている。
「おい待てって！」
「まだ動いちゃダメだ！」
「手術したばかりで無理するな！」
「安静にしろって言われただろ！」
「傷口が開くぞ！」
騒がしくなった船内に、何事かと一同が振り向けば、青い手が見えた。
「ハァ…ハァ…
「寝てろ死ぬぞ」
「うう…、心が落ち着かん。無理じゃ…わしにとって今回失ったものは、あまりにもデカすぎる。それゆえ、ルフィくんの心中は計り知れん…」
ジンベエだった。
手術を終えたばかりのかなりの痛手のはずだが、口から出てくるのはルフィを案じる言葉だった。
「そこの獣！電伝虫はあるか」
「えっ？あ、あるよ！…あっあります！すいません…っ」
「いいなあ〜あいつ、女帝のしもべみたいで」
「うんうん」
『ペンギン、シャチ、しもべにしてあげようか』
「「えっ！？いや！冗談だって…！」」
ベポを獣呼ばわりしたハンコックは、ルフィを女ヶ島で匿うことを提案した。
七武海の島なら海軍の追手は来ない。
それに乗るしかないローだったが、ここまでルフィにこだわることに疑問を抱いた。
『ロー、彼女はルフィくんのことが好きなの。分かるでしょ』
「…」
『あの海賊女帝も落としちゃうなんて』
ローの表情を読み取って小声で言うAは、なんか分かるけどね、と笑う。
反射的にどういう意味だと聞きたくなったローだが、今はやめておくことにした。
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Sumile(プロフ) - ぴさん» コメントありがとうございます！はい！ローが出る範囲は書くつもりです(^^) (2022年10月24日 8時) (
レス) id: ab9f76a07e (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 毎回更新楽しみにしてます^ - ^ちなみにパンクハザードやドレスローザ編なども書きますか？？ (2022年10月24日 0時) (レス) @page15 id: 30795e3594 (このIDを非表示/違反報告)
Sumile(プロフ) - 翠さん» コメントありがとうございます！わー！そんなに褒めてくださるなんて恐縮です！嬉しすぎます！頑張ります(^^)！ (2022年10月21日 18時) (レス) @page7 id: ab9f76a07e (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - このお話は語彙力なくなるほどすごい作品ですね！続きが気になる終わり方をしているのもセンスがあってすごいです！応援しています！ (2022年10月21日 16時) (レス) @page7 id: e6bab70f8b (このIDを非表示/違反報告)
Sumile(プロフ) - ワンピースしか勝たん！さん» ありがとうございます！頑張ります！楽しみにしてくださって嬉しいです！頑張りますね！ (2022年10月19日 22時) (レス) @page4 id: ab9f76a07e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sumile | 作成日時：2022年10月19日 14時
