21.船番 ページ25
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コメルス島中央都から少し北に位置する坂道。
「ふふふふふ…見つけた…っ！！」
一人の男が、息を切らし、不気味に笑う。
男は、坂道を駆け上がると、目の前の大きな門を開け、広々とした庭を通り、豪華な屋敷の中へ消えていった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
翌日は、Aとシャチが船番をしていた。
元々はシャチとイッカクの予定だったが、Aがゆっくりしたいとイッカクと変わったのだ。
そして、それによって、もう一人増えた船番…
「はあ〜、本当にAのこと気になってんすね、キャプテン」
「あ？何の話だ」
「そんな隠さなくても！」
「…隠すも何も、アレだ、今日は島に用がない」
ふーん、と訝しげにローを見るシャチ。
ローは居心地悪そうに顔を背けた。
その先には、キッチンでおにぎりを握るAがいた。
『♪〜』
鼻歌を歌いながら機嫌よく握るA。
鍋の中の味噌汁を見て、頃合いを測っている。
『もう出来るからね〜』
「ありがとな！」
『船長、ちゃんと梅干し入れてないですからね〜』
「…あァ」
「Aは島にいたらモテモテだったんだろうな！」
『え？どうしたの急に』
Aはニコニコしながら、おにぎりを並べたお皿を二人の目の前に置き、シャチを見る。
急な話題に、ローもシャチを見た。
「だってよーまず可愛いし、優しいし、ご飯も美味いし！」
『ええ〜、ふふふっ、シャチさん何が欲しいの〜？笑』
「そういうんじゃなくてさ！ね！キャプテン！だからキャプテンも…「シャチ」っはい！！」
『そういえば、人にご飯を作ったのは、船でみんなに作ったのが初めてだったかも…』
「えっそうなのか！？」
『うん。あ、船長それ鮭です、美味しいですか？』
「あァ、美味い」
『ふふふ、はいお味噌汁です』
シャチを一睨みした時とは違う優しい目つきで、あァ、と返事しながらおにぎりをもぐもぐと頬張っているローと、変わらずニコニコと味噌汁を渡すAの雰囲気を感じて、シャチは複雑な気持ちを抱く。
「(なんなんだこの二人の夫婦みたいな雰囲気は…ッ！頼む誰か帰ってきてくれェ！！)」
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Sumile(プロフ) - つばめさん» キラーは冷静な分析タイプだと思っています(笑)ウソップは現実的で、ゾロは野生の勘です← (2022年12月5日 12時) (
レス) id: c9c35200a7 (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - ロードンマイ キラー感良すぎキッド達もルフィの船に来れば (2022年11月30日 12時) (レス) @page48 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
Sumile(プロフ) - つばめさん» そうなんです！なんだかんだ人の事見てるんですよね！ (2022年11月26日 0時) (レス) id: ab9f76a07e (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - ルフィの感の良さはある意味時に鋭いですよね (2022年11月24日 23時) (レス) @page47 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - ローにとってこの２つの海賊団は厄介そのもの特にルフィ達は厄介の塊ローにはご愁傷様ですがこの２つの海賊団同時又は一つづつでも良いので彼らの絡み見たいです^ - ^ (2022年11月18日 12時) (レス) @page46 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sumile | 作成日時：2022年9月26日 20時
