15.【ロー】 ページ17
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船へ戻る途中、ずっと俯いたまま横を歩くAを見る。
とにかく、最悪な状況では無かったが、予想外の状況ではあった。
……こうも人は変わるもんか…？
『せ、船長、すみません…』
さっきの振り返ったAを思い出す。
ツナギじゃないことも要因の一つか。
ツナギで隠されていた肌や体のラインが露わになっていて、何故だか腹が立つ。
「キャプテン、おれ達ももうAを一人にしないから…」
確かに最初は私服で乗船していたが、Aの好む服装は、露出が少ない。
体のラインもそこまで分からないし、淡い色がほとんどだ。
今、黒を着ているのが新鮮なほど。
こういったタイプの女は、今までも見てきたし、扱いに慣れてはいるが、Aがそうなると話は別だ。
「A、帰ったらツナギに着替えろ」
『は、はい…』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「Aごめんな！！！俺たちがついて行かなくて…」
「キャプテンに怒られただろ？ごめん…」
『ううんっ私がみんなを断っちゃったから、私の方がごめんなさい…』
船でAがツナギに着替えている間に、ペンギン達が戻ってきた。
いつものツナギのAがさっきの服を手に持って謝る。
髪の毛はまとめたままだった。
「A」
『…っ』
俺が近付くと、ビクッと体を震わせるA。
『船長…、ごめんなさい、ナミさん達に相談してたら、お買い物を手伝ってくれて…』
「…相談？」
「あ、A、それは…」
『大人っぽく見られたいって相談したら、こんな時間になっちゃって…』
大人っぽく…
そういうことか。
ああいう服装になったのも納得がいく。
ナミ屋の奴、勝手なことしやがって…
俯くAの髪に手を伸ばし、まとめているピンを取っていく。
『船長、自分でっ』
「…まァ、似合ってはいたが、
俺はいつものこっちのAの方がいい」
髪を下ろして、前髪をいつものように戻してやると、少し驚いたような顔のA。
「フッ、なんつー顔だ」
やっと嬉しそうに微笑んだAに、周りのペンギン達も安心したように笑う。
「お前らは明日船番にさせるからな」
「「「「ええー！！！！」」」」
騒ぐ奴らを置いて部屋に戻るが、さっきまでの鍼灸の本を読む気にはなれなかった。
初めて見たAの姿を思い出して、溜息を吐いた。
「…チッ、見る目が変わっちまうだろーが…」
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Sumile(プロフ) - つばめさん» キラーは冷静な分析タイプだと思っています(笑)ウソップは現実的で、ゾロは野生の勘です← (2022年12月5日 12時) (
レス) id: c9c35200a7 (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - ロードンマイ キラー感良すぎキッド達もルフィの船に来れば (2022年11月30日 12時) (レス) @page48 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
Sumile(プロフ) - つばめさん» そうなんです！なんだかんだ人の事見てるんですよね！ (2022年11月26日 0時) (レス) id: ab9f76a07e (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - ルフィの感の良さはある意味時に鋭いですよね (2022年11月24日 23時) (レス) @page47 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - ローにとってこの２つの海賊団は厄介そのもの特にルフィ達は厄介の塊ローにはご愁傷様ですがこの２つの海賊団同時又は一つづつでも良いので彼らの絡み見たいです^ - ^ (2022年11月18日 12時) (レス) @page46 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sumile | 作成日時：2022年9月26日 20時
