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Aside
予想外にも海君と2人で下校という夢が今日叶ってしまっている。
どういう事なのか私にもさっぱり分からず、興奮が収まらない。
『海君のクラス楽しそうだね。』
「そうか。」
もうほとんど散ってしまっている桜の下を歩く。花の隙間から当たる光が頬を照らす。
『私去年同じクラスだった子達多いから毎日遊びに行くね！』
「来んな。つか、去年も来てただろ。」
『今年も行くから。』
ちゃんと話した事は殆ど無いはずなのに、結構普通に話をしてくれる事が嬉しくて顔が緩んだまま。
不意に海君が足を止めた。
「お前さ、」
振り返って見れば、眉を寄せて真っ直ぐこちらを見ている。
「何でそんなに俺の事好きなの。」
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作者名：vivif18 | 作成日時：2018年4月10日 18時
