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佑亮side
「「さようなら。」」
終礼も終わり、部活に向かう人や帰宅を急ぐ人に分かれる。
少し顔を動かせば、Aがものすごい勢いで教室を出て行こうとしていた。
慌てて呼び止める。
『何！？佑亮、私すごい急いでるの！！』
「え？なんで！？A部活なんて入ってたっけ？！」
俺の質問に周りのみんなが笑う。
「Aは海君に会いに行くんだよ。」
「もうお決まりなんだよ。」
何それ、そんなの知らないよ。
「でも僕お昼に、Aに案内してもらう約束したよ。」
それを聞いて目が飛び出てしまうほど開いて固まる。
口をへの字に曲げて震えた後、大声を出して僕を見た。
「あー、もう分かったよ！行くよ！」
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作者名：vivif18 | 作成日時：2018年4月10日 18時
