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Aside
ベランダで校庭を見下ろす。
いつもは教室でのんびりと過ごしている筈なのに珍しい。
『海くーーーん！！』
拓弥君達とサッカーをしているところに向かって声をかける。
『今日も格好いい！！付き合って！』
少しでも好きなのを伝えたくて始めたのは、もう学校中が知っている。
またやっていると笑いながら見て来るみんなにピースを向けてまた校庭を見る。
いつもなら何も反応せずにプレーに戻ってしまう筈なのに少しだけ笑ってくれた。
あの人だよ、と指を指しながら隣に居た佑亮を見る。
珍しく真顔のまま海君を見続けて居た。
『格好いいでしょう！』
「うん、そうだね。」
『本当に好きなの。大好きなの。』
佑亮には知って欲しくて、また海君を見ながらそう言った。
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作者名：vivif18 | 作成日時：2018年4月10日 18時
