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佑亮side

『佑亮だ、本当に本当に本物だ。』

首に手を回して耳元で泣くAの頭を撫でる。

「遅くなっちゃった、ごめんね。」

『遅いよおおおお。』

「これからはまた一緒だから。」

柔らかい髪に指を通しながら離れると、Aが鼻をすすりながら顔をあげる。

「うわああ、酷い顔になってるよ！」

『うるさいよ、佑亮のせいなんだから！』

声を上げて笑ってから腕時計を見て目を見開く。

「遅刻する！！？」

『走れ！！！』

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作者名：vivif18 | 作成日時：2018年4月10日 18時

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