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Aside
高2の春。新学期。
今日も彼を一目見たくて早起きをする。
学校へ向かう途中、大好きな後ろ姿に声を掛けた。
『海君。おはよう！』
そしていつもと同じ冷たい目。
隣を歩く冷たいで有名な拓弥君ですら笑っているのに。
「お前よく飽きないな。」
溜息をつきながら前を向いて、少しもこちらを見てくれない。
『だって好きだから！』
周りの子達ももうみんな知っている事実。
笑いながら見ている。
「迷惑。」
すっぱりと断られ、足早に去って行ってしまう。
拓弥君も私を眉を下げて見た後、すぐに海君に並んで行ってしまった。
1年間もずっとこの調子。
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作者名：vivif18 | 作成日時：2018年4月10日 18時
