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稜雅side
『あの時に会いに行かないと、もう二度と元に戻れないと思いました。黙って行って、連絡もしないで、本当にすみませんでした。』
深々と頭を下げるAちゃんと目線を合わせて顔の前で手を振ってみせる。
「そんな謝らないで!あの、俺、びっくりしただけで、その。」
少しだけ顔を上げ、俺を見上げるAにまた鼓動が速くなるのを抑えて言う。
「ただ少しだけ、寂しい気持ちになっただけ、と言うか。他の人にあんま見せなくなかった、と言うか。」
言ってからの静寂。
なにこれ、痛い。俺何言ってんの。
目線を色々な所に移しながらAちゃんを見れば、顔を赤く染めて固まっている。
それを見て、俺まで頬に熱を感じ始めた。
『嫌われてなくて、良かった、です。』
眉を下げて口を綻ばせるAちゃんに言葉を失ってしまった。
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さーちゃんまん(プロフ) - ビビさん» こちらこそ!最後まで書いて下さりありがとうございました! (2018年2月10日 22時) (レス) id: 419d84e20f (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - さーちゃんまんさん» お褒めの言葉ありがとうございます!何度も心が折れかけた作品なので本当に嬉しいです( ; ; )最後まで読んでくださりありがとうございました!! (2018年2月9日 16時) (レス) id: 8a3170fad6 (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃんまん(プロフ) - おはようございます!この作品めっちゃ面白かったです!最後キュンキュンしました(^^) (2018年2月9日 7時) (レス) id: 419d84e20f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:vivif18 | 作成日時:2017年11月12日 14時