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Aside
区切りが良いところで手を止める。
随分捗った。
『みんなお疲れ様。今日はここまでで。』
「「お疲れ様でした!」」
『あ、草川君!』
片付けの手を止め、こちらを見てくれた。
『さっき私が気がつくまで外で待っていてくれたんだよね。ありがとう。』
頭を下げると彼は少し微笑んで、いいえ、と言った。
全員が部屋から出たのを確認し、鍵を閉める。
職員室に向かう途中、松尾君に会った。
「A先輩、こんにちは。」
『こんにちは。』
「本部もう作業あるんですね。あ、拓弥、どうです?」
楽しそうに笑いながら興味津々で聞いてくる。
『仕事も早いし、しっかりしてて優しいし、頼りにしてる。』
「ええ!そうなんですか!!へぇ、拓弥が。」
口に手を当てて驚いていた。
あまりイメージないのだろうか。
『松尾君は部活?』
「はい、軽音楽部に入って。ボーカルなんですよ!あと、松尾君じゃなくて太陽でいいです。先輩が距離あるの嫌だって言ってたじゃないですか。」
『分かった。太陽君ね。今度歌っているところみたいな。』
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作者名:vivif18 | 作成日時:2017年5月26日 13時