【REBORN!】ｰ赤い糸ｰ 02 (ページ5)

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午後の授業はきちんと出て今日はそのまま家に帰った。

表札の雲雀の文字、雲雀さんがいた痕跡。

部屋の中には確かにそれらがあり感じる度辛くなるけど、泣いてるばかりではいけないとリボーンくんに教えてもらった。

「樹。雲雀が好きなんだよな」

『うん、大好き』

「雲雀がなんでオメーを男にしたか分かるか？」

『風紀に女がいてはいけないから？』

「違うぞ。それが分かった時は、雲雀の所に行くんだ」

『、けど目障りだって』

「本心なわけねーだろ。オメーの好きになった男はそんなやつなのか」

『本当の雲雀さん、、』

私が見てきた雲雀さんは、まじめでちょっと無神経なところがあるけど本当は優しくて照れ屋なところもあったりして、、

『私が見てきた雲雀さんはそんな人じゃない』

「だろ？おめーはこのままでいいのか？」

『ううん、傍にいたい。』

「樹ならどうすればいいか、雲雀は何を思って風紀から追い出したのか、気づけるはずだ」

『できるかな、私に』

「あの雲雀が側に置いた女だ。できるに決まってんだろ」ﾆｯ

保健室での会話を思い出しながら何をしたらいいのか考える。

別に私は雲雀さんの彼女ではない。

ただ好きなだけ。

初めて、初めて恋をした。

振られたようなものだけど、こんな形で諦めたくない。

どうしたらまた風紀委員会に戻れるのか。

雲雀さんはなんて言った？

"草食動物に用はない"

"風紀に弱いやつはいらない"

私が弱いから、傍にいれないの。

私が強かったら、傍にいれるの？

『強く、強くなりたい』

雲雀さんに追いつける位、強く。

気持ちが決まるとやることが見えてきた。

『、、まずは体力付けなきゃね！！』

今日はスタミナ丼だ！！

切替が早いと言われればそれまでだけど切り替えていかなきゃやっていけないよ。

『ふんふふ〜ん』

きっと大丈夫。強くなれるよ。

幸い明日は野球部は休みらしいので、山本に体力の付け方を教えてもらおうと思う。

やることが決まれば後は前をまっすぐ見て走るだけ。

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