ファミリー ページ4
「みんな集まったな？」
「うん！」
リボーンくんがベッドの上で確認をとる。
いかにも秘密会議みたいな感じでカーテンを締め切ってこの空間には、獄寺と山本とツナと私とリボーンくんしかいない。
「今日からファミリーになる樹だ！」
『草壁樹です！よろしくお願いします、10 代 目 ！』
「うん、よろしく、、ってえええええ！？」
「なっ、こいつが？！」
「おっ、マフィアごっこの仲間が増えたのな〜！」
みんなそれぞれリアクションが違って見てて面白い。ツナなんて驚き過ぎて鯉みたいに口をパクパクさせてるの！
「り、リボーンやめとけよ！樹は一般人だぞ！」
「何言ってんだツナ。骸戦のときこいつ居たじゃねーか」
「そ、そうだけど！」
「オレと関わったんだ。もう一般人なんて言わせねーぞ」
ニッと私に笑うと微笑んで返した。
「ファミリーはこいつらの他にもいてな、ウザいランボに笹川了平もそうだ。雲雀はなかなか入ってくれねーがファミリー候補だ！」
『なかなか楽しそうなファミリーだね』
「お前ももうファミリーの仲間だ。ファミリーに隠し事は良くねーぞ」
『そうきたか！』
「みんな受け止める。さっき話したこと全部こいつらに話してやってくれ」
私はさっきみんなが来る前に、リボーンくんに全てを話した。
それと同じことをゆっくりと口を開き、ツナの目を見据え話し出す。
女であること、ツナたちに前に会ったことがあること、そして雲雀さんとの出会いを。
『ーということで、私は男ではなく本当は女です！』
「、、野球バカの言う通りだったぜ」
「まさか当たっちまうとは思わなかったけどな」
「て、あの女の子が樹！？？？」
『ふ、そうだよ』
「髪がすっごい短くなってるから分かんなかった、、」
「お、俺もです、、」
「獄寺なんて数日はあいつ大丈夫かなとか言ってたぞ」
「り、リボーンさん！！俺そんなことひと言も！！」
もう一つ伝えなければならないことがある。
『あの、今まで騙していてごめんなさい！』
頭を下げるとみんなが黙った。
やっぱり怒ってるよね、、
「ぷははっ！」
ツナがいきなり笑い出したのにびっくりしてると
「そりゃ女の子だって知った時はびっくりしたけど樹は樹だろ？」
「10代目の言う通りです！」
「友達であることには変わりねーよ！」
『み、みんな、、』
本当、みんなが友達でよかった。
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作者名：もんち | 作成日時：2016年9月11日 13時
