【REBORN!】ｰ赤い糸ｰ 02 (ページ23)

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雲戦【リング編】ページ23

今日は雲雀さんの戦い。

内心そわそわしながらいつもと同じように黒曜へ顔を出して夕方になれば帰ってきてバイトへ行く。クロームたちは戦いを見に行くようで並中へと行ってしまった。

『私もバイト頑張ろっと』

私が気合いを入れて皿洗いに取り組んでいるその頃、並中では雲雀さんがゴーラ・モスカを開始早々倒したのはいいが、ゴーラ・モスカは暴走を起こしクロームたちの身に危険が迫っていた。

「っくそ！！」

ゴーラ・モスカとガトリングに挟まれ身動きが取れず伏せるしかできない犬たちはせめてもとクロームを庇う形で伏せた。

そしてついに両方から攻撃がこちらへと向かってきて何かに当たった音がしたが身に痛さは感じず。何が起きたのかと振り返るとそこにはツナが守るように炎を噴射していた。

「、、ボス」

ツナの登場にみんな歓喜の声を上げる横でXANXUSが不敵な笑みを携えていたのを見逃してしまっていた。

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『お疲れ様でした！』

バイトも終わり、竹寿司を後にして並中へと足を運んだ。山本が帰ってこなかったのできっとまだ戦いが続いているのだろう。

『みんな大丈夫なのかな、』

不安を感じているせいで次第と歩く早さも速くなり、焦りが勝ったのだろう。知らぬ間に走っていた。

ようやく並中に着くと、犬くんと千種くんが校門から出てきている所だった。

『犬くん、千種くん！！』

「んあ？おめー、今頃来たのかよ」

「もう終わったよ」

『ほっ、ほんと？！雲雀さんは？！』

「あいつすっげーの。瞬殺。」

『よかった、、で、クロームは？』

「とろいから置いてきてやったびゃん」

『また？！』

もー！と声を上げながら校内へとクロームを迎えに行く。後ろから｢ほっとけ！｣と声が聞こえたがそうもいかない。今日はちゃんと送り届けると伝え、駆け足でグラウンドへと向かった。

あちこちから煙が上がっていて校舎の破損も酷い。壮絶な戦いを物語っているようで酷く心が痛んだ。

『クローム！どこ？！』

煙で辺りが見えず声を上げ探すが返答はない。ひょっとしてもうどこかへ行ってしまったのだろうか。

煙に噎せながら前方へと目を凝らすと人影が見え、見つけた、と思い慌てて駆け寄る。

『見つけた！大丈夫だっ、、』

「、わぉ」

クロームだと思い声をかけた人物はずっと私の心の中心に居る人だった。

『ひ、雲雀さん、、』

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