【REBORN!】ｰ赤い糸ｰ 02 (ページ17)

今日:9 hit、昨日:3 hit、合計:28,443 hit

学校【リング編】ページ17

今日は休憩ということで久しぶりに学校に登校した。

生憎、ツナたちは揃いに揃って休みだったので会えなかったのだが、久しぶりに京子ちゃんと話せてだいぶ癒された。

けど、なにかおかしい。

校内に入るなりいきなり気分が悪くなったのだ。

特に3階には近付きたくない。
何故かと聞かれれば答えられないんだけど何か嫌だ。

『こんなこと今までなかったのに』

3階に1度入ったが頭が妙に回って吐き気まで出てくる始末だ。

まるであの黒曜ランドで六道骸の幻覚にかかった時みたいだ。

『幻覚、、？』

ひょっとすると自分はすごい幻覚に弱いのではないだろうか。

とすると、校舎に幻覚がかかっていることになる。

幻覚の解き方は分からないが、どこかに術師がいる筈。

校内やグラウンドなどを休み時間に探索すると、フェンスの影に人が長い間立てっているのを見つけた。

本人は新聞を読んだりしているがよく考えてみると長時間そんな所で立てって読んでいるのはおかしい。

『あ、そういうことか！』

そういえばこの間、ツナのお父さんが並盛中が戦いの舞台になるって教えてくれた。
きっとこの人たちは校舎の破損をみんなに見えないようにしているんだ。

『激しい戦いだったのかな、、？』

修復が間に合わない程、酷く激しかったのだろうか。

京子ちゃんにランボくんが先日の雷に撃たれた上坂から転び落ちて入院していると聞いたが、きっとそれも争奪戦の時に負った傷なのだろう。

みんな、大丈夫なのかな。

今日は誰が闘うんだろう。

久しぶりの学校を終えると、そのまま帰宅しいつも通りバイトへと向かった。

竹寿司に行くとおじさんは深刻そうな顔をして神妙に魚をさばいていた。異様な雰囲気に声をかけられずにはいられない。

『おじさん、なにかありました？』

「んお！？樹居たのか！」

『かなり前からいますよ！あ、皿洗い終わりました』

「あんがとな！それがよお、今日武の大事な試合があんだよ」

『！！山本の、、』

どうやら今日が山本の番のようだ。
相手はやはりあの髪の長い剣士だろうか。

「俺がこんな顔しても意味ねえけどなーんか落ち着かなくてなあ」

『絶対大丈夫っすよ！決める時はビシッと決めるのが山本なんで！いつも通りにして帰りを待ちましょう！』

「、、そうだよなあ！おいちゃん考え過ぎてたな！」

『あっお客さんいらっしゃいましたよ！』

「いらっしゃーい！！」

山本、頑張れ。

****