East 18 おれは、逃げない ページ19
・
ブルージャム｢何をしやがった！！胡散くせぇガキめ！！！｣
ブルージャムはエースに向かって1発蹴りを入れた。
エース｢うぉ！！！｣
私たちの方へ飛ばされるエース。
｢大丈夫！？エース！！ほら、今のうちに逃げよう！！｣
私はエースとルフィの腕を引っ張って、その場を離れようとした。
しかし、
エース｢おれは逃げない！！！｣
エースは私の腕を振りほどき、もう一度ブルージャムと向き合った。
｢何を言ってるの！？逃げようよ！！早く！！｣
エース｢俺が一緒に逃げたらお前たちも危険になる。...俺は大丈夫だ。お前たちより強い兄貴だからな。｣
エースは振り返ってニコッと微笑んだ。
メラメラと燃える炎の明かりで見えたその笑顔。
出会った頃よりも更に筋肉がついて、女の私とは全然違う逞しい背中。
...ねぇエース。
いつの間にそんなにかっこよくなったの...？？
エース｢A。お前の能力なら、ルフィ1人くらいなら抱えてここから脱出できるだろ？ほら、早く行け。｣
...確かに、エースとルフィ2人を抱えて飛ぶのは私には無理だから、今まで能力を使わなかった。
でも、ルフィ1人ならハネハネの実の能力で空を飛んで、この炎の中から脱出できる。
けどそれじゃあ、エースは......
エース｢A！！何を迷ってる！！早く行け！！俺はもう...さっきみたいにAやルフィが傷つけられるのはみたくない！！お前らを失うことの方が俺は嫌だ！！だから先に逃げろ！！｣
｢！！...わかった、わかった！！ルフィをダダンさんのところまで連れていったら、エースのことも助けに来るからね！！それまで絶体無事でいてね！！...私もエースを失いたくないから！！｣
そう言い、私は羽を背中に出し、
ルフィ｢エース！！！！！おい、A、何すんだよ！！降ろせ！！｣
と、暴れ回るルフィを抱え、空へと飛び立った。
下にいるエースを見ると、こちらを見てまたニコッと笑っている。
...なんで自分が危機的状況だっていうのに、笑ってられんのよ。
笑ってられる余裕ないなんてこと、エースが自分で1番分かってるはずなのに。
...私たちを安心して行かせるためなんでしょ？ねぇ、エース？
不安そうな顔したら、私たちまで不安にさせてしまうから。
...もう、どこまで優しいのよ。
絶体迎えに来るからね、それまで生きててよ...エース。
・
East 19 無事でいて→←East 17 vsブルージャム
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 163人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫 音(プロフ) - くまさん» はじめまして、コメントありがとうございます！他の作品も見ていただいてるんですね、とても嬉しいです！！では暫くは突っ走る方向で行きます笑 忙しくなったら少し更新頻度落ちると思いますが、、、それまでは頑張ります！！ (2020年6月17日 23時) (
レス) id: 53e5115030 (このIDを非表示/違反報告)
紫 音(プロフ) - kakeru13sさん» 初めまして！コメントありがとうございます！とても嬉しいです、、、頑張ります！！ (2020年6月17日 23時) (レス) id: 53e5115030 (このIDを非表示/違反報告)
くま - 初めまして。ほかの作品も拝見させて頂いてます。とても面白いので、続編心待ちにしております。私的にはこのまま突っ走っていただいたほうが嬉しいのですが、いろいろあると思いますので…。更新頑張ってください！楽しみにしております。 (2020年6月17日 20時) (レス) id: c1f2e4e83a (このIDを非表示/違反報告)
kakeru13s(プロフ) - 初めまして。いつも楽しく読んでおります！続きが気になりすぎて更新される度に読みに来ます。更新頑張ってください！ (2020年6月17日 20時) (レス) id: b400676293 (このIDを非表示/違反報告)
紫 音(プロフ) - 星猫さん» コメントありがとうございます。ですがすいません。合作はする予定ないです、申し訳ございません。 (2020年6月14日 11時) (レス) id: 53e5115030 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫 音 | 作成日時：2020年6月14日 9時
