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〜貴方side〜
次の日
サクラはやっぱり浮かない顔で集合場所へとやってきた。
ナ「サクラちゃんオ〜ス！！」
ｻｸ「う…うん！オハヨ…」
ナルトが明るく声をかけるが、サクラは不器用ににこりと笑っている。
サスケは我関せず、といったように黙々と歩いているし、やっぱり最近のサスケは前以上に周りに興味がないのだろうか…
貴(サスケが一言、サクラに励ましてあげたらきっと一発なんだろうが…)
そんなことをもやもやと考えていたら、気がつくと学校が見えてきた。
周りには既に他の下忍が大勢いて、その先には301と書かれた教室。
しかしそのドアの前に2人の少年が立ち、生徒達が先に進むのを止めていた。
その傍には2人に叩かれたのか頬を赤くさせたチャイナ服を着た少女が倒れていた。
コテツ「中忍っていったら部隊の隊長レベルよ。任務の失敗、部下の死亡……それは全て隊長の責任なんだ。それをこんなガキが…」
コ「どっちみち受からないものをここでフルイにかけて何が悪い！！」
すると煽られた周りの下忍達は口々に「通せ！」とその2人の少年に向かって叫んでいる。
その様子を傍目で見ながら、はぁとため息をついた。
貴(『受からないもの』…最早そこまで教えてくれたら普通周りも気づけばいいのに)
サスケはそのやり取りの先へと無言で進んでいき、それに続くように3人が歩きだす。
ｻｽ「正論だな……だが、オレは通してもらおう」
ｻｽ「そしてこの幻術でできた結界をとっとと解いてもらおうか……オレは3階に用があるんでな」
周りの人達は不思議そうにしていたが、通行を止めている2人は目を細めた。
コ「ホウ…」
イズモ「気付いたのか…キサマ！？」
驚いた様子でサスケを見つめる2人。
ｻｽ「…サクラ、どうだ！？お前なら一番に気付いてるはずだ」
突然サスケに話を振られたサクラは驚いたように顔を上げる。
ｻｽ「お前の分析力と幻術のノウハウは……オレ達の班で一番伸びてるからな」
ｻｸ(……サスケ君、ありがとう…)
ｻｸ「………もちろん、とっくに気付いてるわよ。だってここは2階じゃない」
サクラはそう言って、にやりと得意げに笑った。
サクラの表情には。もう不安の色は浮かんでいなかった。
貴(なんだかんだ、サスケも気にしていたんだな…よかった)
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おふ豚(プロフ) - シルバさん» ありがとうございます！そう仰って下さると何よりも励みになります！シルバさんの期待に応えれるよう、これからも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2019年5月22日 20時) (
レス) id: f11330c0ee (このIDを非表示/違反報告)
シルバ(プロフ) - はじめまして。シルバといいます。とても素敵な作品ですね！読んでいてとても面白く、続きが気になります。頑張ってください！ (2019年5月21日 23時) (レス) id: 54f5825f9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おふ豚 | 作成日時：2019年5月12日 22時
