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〜貴方side〜
カ「いきなりだが、お前達を中忍選抜試験に推薦しちゃったから」
突然呼び出されて告げられた一言に私達は瞳を丸くさせ、ただただ驚いた。
サク「何ですって〜!!」
ナ「そんなこと言ってもごまかされ…」
カカシ「志願書だ」
ナ「カカシ先生大好きーっ!!」
ナルトは先程とは打って変わって、ガバッとカカシに抱きつく。
カカシは困惑しながらも少し照れたように「離れろ」と言った。
大人しくナルトが離れるとカカシは全員に志願書を配る。
貴「…」
ゴクリ、と喉を鳴らす。
『中忍試験志願書』と印字された一枚の紙が、突然重みを増した気がした。
カ「受けたい者だけその志願書にサインして、明日の午後4時までに学校の301に来ること。以上、解散!」
皆と別れたあとの帰り道を1人とぼとぼと歩く。
頭の中では中忍試験のことでいっぱいだ。
貴(正直、自信はない…)
はぁ、と軽く息を吐く。
波の国で自分の無力さを思い知ったのはナルトやサスケだけではないのだ。
貴(中忍は部隊の小隊長を務めるほどの位をもつ…このままの私だったら、きっと試験に落ちてしまうだろう)
夕日に伸びた私の影がひとりぼっちで寂しそうにゆらゆら揺れる。
ぴたりと足並みをとめて、手元の紙をぎゅっと握りしめた。
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おふ豚(プロフ) - シルバさん» ありがとうございます!そう仰って下さると何よりも励みになります!シルバさんの期待に応えれるよう、これからも頑張りますのでよろしくお願いします! (2019年5月22日 20時) (レス) id: f11330c0ee (このIDを非表示/違反報告)
シルバ(プロフ) - はじめまして。シルバといいます。とても素敵な作品ですね!読んでいてとても面白く、続きが気になります。頑張ってください! (2019年5月21日 23時) (レス) id: 54f5825f9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おふ豚 | 作成日時:2019年5月12日 22時