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〜第三者視点〜
乙「すごい…」
呆然としたように桔梗が呟く。
乙(あれだけの広範囲の雹を全て斬撃のみで切ってしまった…これが、月の国の当主…元より私が叶うわけなかったのか…)
悔しげにぎゅっと唇を噛み締めた。
ばたんっ
全員
「！？」
急に力尽きたようにその場に倒れた唯。
貴「少し…無理しすぎましたか…」
乙「…貴方、その痣は一体…」
先程まで無かったはずの全身を侵食している痣に、桔梗は目を丸くした。
貴「『事情』…ですかね…もう私はこの通り動くことも出来ません…審判、私の負けです」
ナルト・サクラ・桔梗
「なっ！！？」
3人は唯の言葉に空いた口が塞がらない。
ハヤテはコクリと頷くと、大きな声で言った。
ﾊﾔ「勝者・乙桐桔梗！」
乙「なっ、なんで！？どう考えてもあんたが優勢だったじゃない！」
貴「私も結構ギリギリだったんですよ…それに今のでもう指一本動かせないので………その代わりと言ってはなんですが今度、その師匠のお話聞かせてください…ね」
乙「〜っ聞かせてあげるわよ！！それに、本戦だって勝ち抜いてだってやるんだから！！」
貴「なら、よかった…」
そう言うと、唯は力尽きたように気を失った。
乙(1人で逆上して冷静さを欠いて、術すらまともに発動出来ず周りを巻き込んで、怒られたかと思えば施しを受けるなんて…っ屈辱だわっ)
乙「……やっぱり嫌いよ貴方…」
苦々しげに桔梗はボソリと呟いて、医療班に連れられて行った。
カカシは素早く下に降りると気を失ってぐったりとしている唯に駆け寄る。
カ(全くもう…変なところでお人好しなんだからなァ)
でも、それがこの子らしいか
カカシはそう考えて、ふと笑みを零した。
そして血だらけの教え子を優しくそっと抱えると、医療班と一緒にその場から去っていった。
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おふ豚(プロフ) - シルバさん» ありがとうございます！そう仰って下さると何よりも励みになります！シルバさんの期待に応えれるよう、これからも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2019年5月22日 20時) (
レス) id: f11330c0ee (このIDを非表示/違反報告)
シルバ(プロフ) - はじめまして。シルバといいます。とても素敵な作品ですね！読んでいてとても面白く、続きが気になります。頑張ってください！ (2019年5月21日 23時) (レス) id: 54f5825f9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おふ豚 | 作成日時：2019年5月12日 22時
