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〜貴方side〜
痛みに耐えていると、じきにすうっとひいていってほっと胸をなで下ろす。
そして現れた火影様が、この試験の真の目的(説明した。これから行われる第3の試験は、己の夢と里の威信をかけた壮絶な戦いが待ち受けている、と。
ごくり、と喉がなる。
すると月光ハヤテという審判役が現れ、これも要約させてもらえば、例年より人数が多いから今すぐ予選を行うとのこと。
辞退したいものは手を上げろ、という言葉に反応したのはカブトさんだった。
ハ「木の葉の薬師カブト君ですね…では下がっていいですよ…」
ナ「カブトさん…何でやめちゃうの！？ 何でだってばよ！？」
ｶﾌﾞ「すまない…ナルトくん…けどボクの体はもうボロボロなんだよ。実は第一の試験前に音の奴らとモメた時から左の耳が全く聞こえないんだ…その上命懸けって言われちゃボクにはもう…」
そうすまなそうに答えたカブトさんに、ナルトはぐっと押し黙る。別れる前に「一緒に頑張ろう」と言っただけにショックだったのだろう。
貴(…左の耳が聞こえない状態なのに死の森で私達と居た時は一人しかいなかった…普通は傍に班員が…この違和感は一体)
同じことをサスケも思ったのか、疑り深い目でカブトさんを見つめていた。
ｻｸ「…サスケ君と唯もこの予選…やめた方がいいわ」
その言葉に私とナルトは驚き、サスケは睨むがサクラは怯まずに言葉を続ける。
ｻｸ「だって大蛇丸って奴にやられてからサスケくんずっと変よ！唯だって、今でも痛むんでしょそのアザ…今の2人はまともに戦える状態じゃないわ…！」
ｻｽ「黙れ…」
貴「私はまだできますから…〜っ！？」
大丈夫、そう続けたかったのにタイミング悪く痣が再び酷く痛んだ。
ｻｸ「私っそのアザのこと先生たちに言うわ！そうすれば…」
ｻｽ「お前には関係ねーだろ。余計なお世話なんだよ」
ｻｸ「！！」
ｻｽ「いくらお前でもオレの道を奪うことは許さない…」
ナ「サクラちゃんがこんなに心配してるのに何かっこつけてんだ」
ｻｽ「ナルト…オレはお前とも闘いたい…」
ナ「……！！」
そう言われたナルトはなんとも言えぬ表情をした。
貴「心配してくれてありがとうございます…だけど、私もサスケと同じでこんなことで立ち止まる訳にはいかないんです」
ｻｸ「で、でも」
ハ「他はいないですね…」
サクラの言いかけた言葉は審判によって遮られてしまった。
ハヤテ「えー…では、これより予選を始めます｣
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おふ豚(プロフ) - シルバさん» ありがとうございます！そう仰って下さると何よりも励みになります！シルバさんの期待に応えれるよう、これからも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2019年5月22日 20時) (
レス) id: f11330c0ee (このIDを非表示/違反報告)
シルバ(プロフ) - はじめまして。シルバといいます。とても素敵な作品ですね！読んでいてとても面白く、続きが気になります。頑張ってください！ (2019年5月21日 23時) (レス) id: 54f5825f9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おふ豚 | 作成日時：2019年5月12日 22時
